ご存知でしょうか?
ガーデニア、と聞くと「あ~」と思われる方もいらっしゃると思います。
限られた店舗でのみ取り扱われている、特別な香りのコレクション。
最近ではHPでの掲載も行っていますが、少し前までは宣伝もしなければカタログもない、
なんだか謎めいた雰囲気のあるコレクションでした。
新宿伊勢丹で特別サイズが限定発売されていて、手の届きやすい価格になってますので、
私もひとつ購入してきました。
ガーデニアへの憧れは強かったのですが、価格で諦めてしまっていて・・・。
でも先月のCHANELのイベントでやっぱり欲しい!と思ったところ朗報。
ひとつのつもりが、対応してくださった方の解説が素晴らしすぎました。
現在15種ありますが、シャネルのエレガンスがギュッとひとつひとつのストーリーに
詰まっています。
少しづつコレクションしたくなってしまい、情熱のまま色々調べてみましたので備忘録
としてしたためます。
まずLES EXCLUSIFS DE CHANELの話に入る前に、先に知っていた方がより入り込める
プチ情報をお届けします☆
香水をつけない女に未来はない
食事のシーンで強すぎる香りは料理が美味しくなくなるし、女性は妊娠・出産で香りを
纏えなくなることはあると思いますが、シャネルがよく口にしていたというこの言葉は
深いですよね。
香りと記憶の関係は密接で、香りとセットになった記憶はよくも悪くも私の中にしっかり
と根付いています。
そのほとんどが胸を締め付けられるような苦い記憶だったりしますが、そう思うと香り
が他人に働きかける力というのは相当大きいですよね。
これからは幸福な香りの記憶をつくることができるかな、という期待と、年齢とともに
ファッションやお洒落への関心が低くなっているので(汗)、どんなときもファッションも
メイクも完璧だったというシャネルのように、少しでもエレガンスを纏えたら。
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シャネルは数少ない、専属の調香師を抱えている会社のひとつだそう。
N°5が発売されて以降、わずか4人しかいないんです。
初代が、N°5を調香したエルネスト・ボー。
当時では画期的だった合成香料アルデヒドを使ったことは有名ですよね。
シャネルに使われている天然香料は最高級のもので、専用のお花畑まで持っていると
調べたところ分かったのですが、なぜ合成香料を使ったのか。
当時の香りは、花の香りそのままの、シャネルに言わせると退屈な香り。
シャネルが求めたのは抽象的な香りでした。
どの花の香りも特定できない、抽象化した香りを作りだすためにアルデヒドが不可欠
だったという話です。
シャネルの N°5はあまりにも有名で、神話化された香りの背景やイメージに憧れて攻略
したくなる方も多いのですよね。
私もその一人です。
CHANELNo.5 と M.モンロー
https://www.cosme.net/beautist/article/393093
こちらは2012年に書いた、N°5との出会いを書いた記事。
モンローとN°5の真相に迫ったテープをシャネル社でこの年の10月に公開しています。
N°5は1921年に誕生して、いまだナンバーワンの座を譲りません。
※時代遅れの香りと酷評された時期もあったようですが、トップの座に再び返り咲いて
います。
私は上に貼った記事にも書いたように一度敗れて、シャネルの香りをまともに纏えた
のはアリュールが最初でした。
当時学生だったのでまだ背伸びしてる感があったのですが、ココ・マドモアゼルの登場
で一気に身近な存在に。
ココマドは大学生がつけるにはちょうどいい香りといいますか、年齢と香りが初めて
マッチした記憶があります。
とても嬉しかった。
この、アリュールやココ・マドモアゼルを作ったのが3代目のジャック・ポルジュ。
LES EXCLUSIFS DE CHANELは、ほとんどがこのジャック・ポルジュと初代エルネスト
・ボーの香りで構成されています。
ちなみに2代目はアンリ・ロベール。
代表的な香りは、N°19、クリスタル、シャネル・プール・ムッシュ。
残念ながら私にはあまりなじみがありません。
そして4代目がオリヴィエ・ポルジュ。
そう、3代目の息子さんです。
チャンス4番目の香りとなるチャンス オー ヴィーヴ オードゥ トワレットを作りました。
チャンス自体は、2003年、お父さんのジャック・ポルジュが手掛けています。
若くしてシャネルの専属に選ばれた、ということで大変話題になったそうですが、ミシア、
LES EXCLUSIFS DE CHANELの15番目の香りを作ったのも彼です。
ではここから本題に入ります。
LES EXCLUSIFS DE CHANELは、限られた店舗での販売と最初に書きましたが、価格は
通常200mlで33,000円となっております。
大容量でこの価格はシャネルのフレグランスとしては決して高くない、というお話でした
が、そうね、冷静に計算してみると量に対しての価格は高くない・・・けど・・・ど、ど
うでしょう?
そもそも大容量じゃなくていいし、飽きっぽいと自覚している私には33,000円は・・・
ハードル高し!
理由として、3年に1回しか採れない花を使うなど安定的な生産がきわめて難しいため、
ほかの定番ラインよりサイズを大きめにして売り切れ御免!という販売方法を行って
いるのだそう。
でもね、いま75mlで18,000円で買えるのですよ、新宿伊勢丹で!
2月17日から限定発売してまして、私は予約して発売後数日してから引き取りに行きま
したが、全種類まだ在庫ありました。
予約特典ということでなぜかカメリアのマグネットをいただきました。
私は15種全部試香して、好みの香りを絞りました。
作られていないと思っていたカタログ(少し前まではないと言われてた)もいただけて、
それがすごーく面白い。
あまり大々的には配ってないようなので、そちらに記載されていること、私の知るエピ
ソード、イケメンBAさんの話をざっとまとめたいと思います。
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★シャネル N°22 オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
肌の香り
もしかしたらN°5ではなく、こちらが世界的に有名な香りになっていたかもしれないと
いう1922年に生まれたフレグランス。
N°5は数ある試作品の中から、最初のグループに1~5、次のグループに20~24の番号
をふって、シャネルがその最初のグループから選んだボトルがN°5。
22がその次のグループの数字なのか、1922年の22なのか、両方なのかは分りませんが
N°5とN°22、どちらを先に出すか最後まで迷って、N°5を先に出したというお話です。
もうひとつのN°5といわれるように、クラシカルで女性らしい香り。
チュベローズが引き立つ純白の花々のブーケに、アルデヒドがアクセント。
シャネルいわく「真の女性らしさを表現した香り」。
★ガーデニア オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
ファンタジーに満ちたクリエイション
一番人気、そして認知度もおそらく一番高い香り。
シャネルのアイコン、カメリアは彼女が愛した花としてよく知られています。
最愛の恋人、アーサー・カペルが贈った花としても知られていますが、素敵なエピソード
があるので加えますね。
シャネルのイメージは自立した女性(帽子屋を出すときなど資金の援助を受けてますが
のちに全額返済しています)ですが、唯一残っているおねだりエピソードが花を贈って。
カペルはそのおねだりを受け、30分おきに2日間にも渡って花を贈り続けたそう。
で、このカメリア。香りがないので、このカメリアにとてもよく似た白い花、ガーデニア
の芳香をフレグランスにクリエイエイションしたのがこちらの香り。
爽やかなグリーンノート、まろやかなクリーミーノート、そしてファンタジックな余韻。
BAさんのお話で1日の終わりに香りで自分を癒してあげて、という提案があり、ガーデニ
アをお風呂にスプレーするという贅沢な使い方を教えていただきました。
春らしい素敵な香りは、ジャスミンやイランイランなど精神を落ち着かせる効果もあると
いうお話です。
こちらは購入したときにいただいた香りを含ませて楽しむグッズ。
カメリアグッズ、マグネットと合わせて2個ゲットしました(笑)
★ボワ デ ジル オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
旅への誘い
こちら私には濃厚かなと感じて、香りをボトルから嗅いだだけなので簡単に書きます。
1926年、エキゾチズムのブームがあり、初代のエルネスト・ボーがオリエンタル ノート
が特徴のウッディな香りのフレグランスを作りました。
貴重なサンダルウッドと物憂げに咲き乱れるコモロ産 イランイランの官能的な香り。
以下、私が難解だと感じた香りは説明が短めです(汗)
★キュイール ドゥ ルシー オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
皇帝の香り
ボワ デ ジルと同年に作られた香り。レザーが香る、シャネルには珍しい香りだと思い
ました。
こちらもオリエンタル。
バルサムのムスキーな香り、エキゾチックなジャスミン、そしてバーチ。
タバコや干し草、燻した木の、スモーキーでミステリアスな香りと聞くと乾いた男性的な
感じがしますが、どこかエレガントで温かみと甘さも感じる香りでした。
★オードゥ コローニュ オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
極上のオードゥ コローニュ
シャネルらしからぬ、いい意味で非常に纏いやすい香り。
1929年のシャネルのカタログにも掲載されていて、18世紀には肌に浴びて使用する特別
な水として普及していたそうですが、こちらは3代目のジャック・ポルジュにより新たに
生まれ変わった香りです。
15種の中で一番軽い香りで男性にも使いやすそう。
最高級のマンダリンとベルガモット、ネロリが使用されていて、ほんのりフローラルも香り
癒されます。
陽気な夏のイメージ。
★31 リュ カンボン オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
クチュール フレグランス
カンボン通り31番地は、ココ シャネルの世界の中心地。
シャネル スタイルの真髄、シャネルに憧れる身であれば攻略したい香りではありますが、
いまいちピンとこなくてまだまだ修行が必要な私です。
バロック様式と究極のミニマリズム、相反する価値観をひとつの香りに調和させています。
シプレノート。
★シャネル N°18 オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
ファイン ジュエリー フレグランス
ヴァンドーム広場18番地。
シャネルが足跡を刻んだ場所。
ダイヤモンドをイメージした、オリエンタルなタッチで奏でられるウッディ フルーティー
の香り。
★コロマンデル オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
インスピレーションの香り
シャネルのお気に入りだった、中国の屏風コロマンデル。
「初めて見たときは幸福で気絶しそうだったわよ」とまで言わせた、漆・螺鈿工芸の
屏風は30双以上も所有していたそう。
フランキンセンス、ベンゾイン、そしてパチュリによる贅沢な調香。
力強いオリエンタル ウッディ フレグランス、そこへアンバー ビブラート ノートが広がる。
★ベル レスピロ オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
草原の香り
シャネルが1920年に購入したという別荘ベル レスピロは、心休まる楽園だったとか。
芝生、刈りたての葉、軽やかな風。 春そのものを繊細に表現した香りということで、
最初の印象はなんて青いんだ・・・(笑)!
でも時間をおくと、高原でリフレッシュしているような気分になってきて・・・癒され
ます。
アロマっぽい香りが好みの方の方にはお勧めです。
★28 ラ パウザ オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
たぐいまれな香り
1928年、シャネルが南フランスに建てた別荘のイメージ。
シンプルでいてラグジュアリー。
ジャック ポルジュはアイリスの花がもつ相反する香りのファセット 大地の香りとパウ
ダリー感、そして輝きと密やかさ。フローラル ウッディ パウダリー フレグランス。
★シコモア オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
大地を想わせる香り
「ファッションは変わる、でもスタイルは永遠よ」とスタイルのひとつとして永遠の
存在となる日を思い描いていたフレグランス。
ジャック ポルジュがシャネルの放ったエレガンスの鮮やかな衝撃を完璧に再現した香り
だそう。
ドライで高貴、かつ力強いウッディ ノート。
ヴェチヴァーをベースとし、シンプルでありながら気品あふれる温かみをたたえた余韻
を残す。
★ベージュ オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
色が香る
ガーデニアの次に人気の高い香りといえば、こちらベージュとミシア。
ベージュはシャネルが好んだ色としても知られ、アイコンといっても過言ではないで
しょう。
「ベージュに安心感を覚えるのはそれが自然な色だから」
シャネルに言わせると自然にない色は悪趣味(笑)
シンプルこそ美しく、実用的であると同時に、シンプルの裏側には官能の飛翔が。
ジャック ポルジュはセイヨウサンザシ、フリージア、フランジパニのブーケに、繊細な
花の蜜、ほのかに甘やかなハニーのきらめきを添えて表現。
究極のエレガンス。
★ジャージー オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
自由が香る
1920年、紳士服にしか用いられてなかった素材、ジャージーをファッションに取り入れる。
「わたしは女性の肉体に自由を取り戻させた」
コルセットで締めつけられていた女性たちの身体に自由を与えただけではなく、戦時中
の物資の不足での打開策でもあったし、何より危険から身を守るためには身体に自由が
きかない服を着ていることにいち早く気づき、実践したシャネルのジャージーは革新的
でした。
私初めて知ったのですが、ラベンダーは男性用フレグランスに使われることが多かった
のですね。
ジャージーはシャネルがこだわり抜いて選んだラベンダーの香りが特徴のアロマティック
フローラル パウダリー フレグランス。
このラベンダーがホワイト ムスクとバニラに包まれ、洗練された香りに。
私はけっこう好きです。癒やしの香り。
このラベンダーがホワイト ムスクとバニラに包まれ、洗練された香りが生まれました。
★1932 オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
ダイヤモンドの輝きをまとった香り
シャネルが初のジュエリーコレクションをデザインした年、1932年。
ペアー グレープフルーツ、アイリスとヴェチヴァーと多面的な香りの構成の中で、ムス
ク、エキゾチックなジャスミンが香りを輝かせる。
ジャスミンはシャネルのフレグランスを象徴する花ですが、星の形をしたジャスミンを
ダイヤモンドに見立て、ジャスミンの花びら一枚一枚が輝くように香りたつ。
ウッディ フローラル フルーティー フレグランス。
N°5好きな方はこちらも好みかも。
★ミシア オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
芸術のエスプリ
上にも書きましたが、4代目の調香師、オリヴィエ・ポルジュが手掛けた最も新しい香り。
人気が高く、どんな香りか興味がありましたが予想に反してクラシックな香り。
ミシア セールはシャネルの友人です。
彼女との出会いはシャネルに芸術の扉を開き、彼女のクリエイションに多大な影響を与え
たと言います。
ヴァイオレットのパウダリーな魅惑にローズ ドゥ メ、ラグジュアリーなアイリスの余韻。
シャネルの香りで、シャネル以外の名前が初めてついたということでも話題になったそう。
かなり長くなってしまいましたが、LES EXCLUSIFS DE CHANELを知ると、シャネル
の歴史もちょっと学べるし、香りへの拘りが強く感じられて、ますます興味が湧いて
きます。
正直、難解という香りが半分くらいありますが、香り云々よりストーリーに惚れ込んで
しまった・・・!!
こちらの記事は備忘録としてまとめましたが、情報が入れば追記、またコメントで新た
な情報をいただけたら嬉しいです。
2月から書きたい記事がたくさんあって、なかなかまとめる時間もとれないのですが
記憶が鮮明なうちにと思って急いでガーッと書いたら長くなりました。
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