5ヶ月ぶりの沖縄です。
沖縄に定期的に通うようになって
3、4年ほどになるでしょうか。
年に3回ほど訪れていまして、
その度に自然や人との新しい出会い
がある、とても大切な時間となって
います。
過去、北中城、南条市などで
開催していましたが、
今回の滞在は糸満市。
海がすぐそばにあり
とても穏やかないいところですが、
第二次世界大戦では住民を
巻き込んだ地上戦の場となり
多くの命が失われた場所。
沖縄には今でも其処彼処に
戦争の爪痕が残されていると
いうこともあり、
ここに身を置くと哀悼の意を
捧げずにはいられない。。。
沖縄戦を遠い場所で起こった
出来事ではないと強く感じるのは
その爪痕や慰霊碑をこの地に
くるたびに目にするから、
ということだけでなく沖縄調香会で
いつもお世話になっている
絵本画家 磯崎主佳さんの存在が
とても大きかったりします。
(ご自身が描いた絵本の読み聞かせをする主佳さん:首里にて)
沖縄戦を体験された方や遺族の方から
直接お話を聴き、
その場所に訪れて絵に残すという
活動をなさっている主佳さん。
今回の調香会での香りの勉強会の
テーマは「自分の中にある祈り」
についてだったのですが、
主佳さんいわく、沖縄には世界中
から集まった多くの祈りによって、
鎮魂と浄化がなされている場所が
沢山あるとのこと。
また、日本の宗教文化の基層を
なしている祖先崇拝と自然崇拝が
沖縄の日常には深く根ざしていて、
これは本土とは様相の違う墓や
御嶽、ユタの存在などに見ること
ができます。
祈りをテーマに香りをつくる、
と聞くと、宗教色の強い、
ややもすると怪しい感じがしない
でもないですが、
そもそも、香りというものは
古代から祈りと密接に関係
しているものなんですよね。
Perfumeはラテン語の「煙を通して」
というのが語源。
香木や樹脂などを調合して焚く薫香
などは祈りの媒介物であり、
薫香の芳香が煙に乗って立ち昇る時、
祈りもその煙にのって神のもとに
届くとされていました。
( 現代においても使われている乳香、
白檀、ガルバナムなども宗教儀式で
太古の昔から使用されていました)
また人体を清め災いや悪いものから
身を守る役割もありました。
そう考えると香りの勉強会で祈りを
取り上げることは、
古代人の香りに対する捉え方や
根元に触れるものであったり、
自分を内観することに繋がって
いくのではないかなと思っています。
自分にあったオリジナルの
フレグランスを作ることもいいの
ですが、この香りの勉強会が
想像以上に深くて面白いので
私としては大事にしていきたい
香りの活動の一つです。
沖縄の方はこの祈りのテーマに
ついては感覚的に理解しやすい方
が多いようで、参加者同士で
お互いに出来上がった香りを
聴き合いしながら、それぞれが持つ
祈りの世界を知り共感しあう時間と
なりました。
そして、今回の沖縄での出会いが
もう一つありまして
それがこちらの
ビーガンカフェ フェリシダード。
以前からいつか行ってみたいな、
と思っていたカフェの一つ。
沖縄で育った地パワーあふれる
地野菜をたっぷり使ったメニューの
数々はどれも美味しくて大満足!
その上、宿泊先のホテルから
すぐの場所にお店があったため、
滞在中通ってしまいました。
ベジビビンバ
ローフードランチのサラダ
可愛らしいデコレーションの
アサイーボウル
こちらのオーナーさん、
ローフードマイスター資格を
持っておられまして
グルテンフリーや米粉のスコーン
なども手作りして販売されていました。
こちらもお土産に購入して
大好評でしたよ。
フェリシダード、また必ず行きたいと
思っています。
デトックスベジカフェ「フェリシダード」
次回の沖縄調香会は12月の予定です。
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