年齢に応じたニキビケアと、その原因について考えてみましょう。
加齢がもたらす「大人ニキビ」
大人ニキビは思春期のニキビと違って多くの原因があり、思春期より治りにくく、跡も残りやすくなります。
その大きな原因は「角質肥厚」にあると考えられています。
年齢を重ねるにつれ、肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」がうまく働かなくなり、皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。毛穴が詰まると酸素が減少し、「アクネ菌」が繁殖。これによって炎症(ニキビ)がおこります。つまり、「加齢」によってもニキビはできてしまうのです。アクネ菌は肌に常に存在する菌ですから、年齢を問わずニキビの原因になります。
乾燥肌の人はバリア機能が低下すると毛穴の角質が肥厚しニキビに…。
脂性肌の人は皮脂が酸化し刺激になり炎症を起こしてニキビになるのです。
オイリーでもドライでもニキビができる可能性がある……なんともやっかいな菌ですよね。
洗顔のしすぎに注意!
大人ニキビの予防は毎日のスキンケアがとても重要。
ポイントを抑えてしっかりケアをすることで予防を心がけましょう。
大人ニキビケアの基本は「保湿」です。
肌の乾燥は大人ニキビを加速させます。洗顔フォームは、肌への刺激の少ない弱酸性のものを使用しましょう。強く顔をこするのではなく、洗顔フォームを十分に泡立て、泡をクッションとして顔を洗います。
肌はみずから再生する能力を持っているので、乾燥すれば皮脂は自動的に生まれます。そのため、顔を洗いすぎると常に乾燥していると肌が判断し、必要以上に皮脂が分泌され、ニキビができてしまうのです。
そして最も大切なのは「肌の乾燥を防ぎながらも、余分な皮脂分泌を抑え、肌のターンオーバーを整える」こと。
とはいえ、油分の多い美容液やオイル、クリームを塗るのは抵抗があります。
また、季節によっては皮脂分泌が活発になるため、肌の潤いを与えながらも過剰な油分を与えない、そんなスキンケアを心がけましょう。
ストレス、喫煙、ホルモンバランスの乱れも
ニキビの原因となる細菌はアクネ菌ですが、実はこれ、思春期ニキビの要素が強く、大人ニキビの大半の原因は煙草やストレス、自律神経、ホルモンバランスの乱れから来るものと推測されています。思春期を過ぎ、大人になるにつれ、カラダが「女性ホルモン」に支配されます。
日々移り変わる女性ホルモンのバランス。月経サイクルにおいても、一生を通しても、その分泌量やリズムは大きく変わっていきます。ストレスが多い現代、ホルモンバランスの不調がニキビの原因のひとつとして考えられてもなんら不思議はありません。
さまざまな原因、治療法がある大人ニキビですが、大切なのは毎日のお手入れ。
ニキビの原因を知り、正しいスキンケアを心がけることが、大人ニキビと上手に付き合う一番の近道かもしれませんね。
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