アロマオイルには種類がたくさんあり、それぞれに作用する働きが違います。
今回はアロマオイルを効果別にまとめてみました。
自分に合ったアロマオイルを見つけるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<目次>
アロマオイルの作り方
キャリアオイルの種類
精油とキャリアオイルの配合
①一般的な大人の場合
②赤ちゃんや子供の場合
③高齢者の場合
精油の種類・基礎知識
精油の保存方法
まとめ
アロマオイルの作り方
市販のマッサージ用アロマオイルを使うのもいいのですが、キャリアオイルという基剤があれば、自分の好きな精油を使ってオリジナルのものを作ることができます。使う部分によって適した濃度が違うので、注意してください。
また、自分で作ったアロマオイルは1・2か月を目安に使い切るようにしましょう。
アロマオイルの活用方法はこちらの記事をご覧ください。
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キャリアオイルの種類
キャリアオイルにもたくさん種類があります。自分の肌や用途に合わせて選ぶのがいいでしょう。代表的なものを紹介します。
〇アボカドオイル
保湿力に優れているので、ひじやかかとなど硬くなった角質を柔らかくしてくれる。
肌に栄養を与えて若々しさを保ってくれる効果。
とろみが強いので単体で使うことはあまりなく、他のキャリアオイルに20%ほど混ぜると使いやすい。
〇オリーブオイル
疲れがたまっている人におすすめ。
筋肉をほぐして、痛みや疲労を緩和させる効果があります。
グレードはエキストラバージンオリーブオイルがおすすめです。
アボカドオイルと同じで、他のキャリアオイルに20%ほど混ぜて使います。
妊娠線の予防にも効果的です。
〇椿油
酸化しにくく肌に優しいのが特徴です。
紫外線から肌を守ってくれたり、髪や頭皮に使うと育毛効果や美髪効果が期待できます。
シャンプー前に頭皮になじませたり、入浴後の体に使うとアトピー肌や敏感肌の保湿と保護をしてくれます。
〇グレープシードオイル
さらっとしていて伸ばしやすく、油っぽくないのが特徴です。
クレンジングにも使えます。
夏場でもべたつかずに使えるのがいいです。
〇アーモンドオイル
優しくゆっくりと浸透するオイルで、赤ちゃんにもおすすめです。
抗炎症作用や保湿・肌を柔らかくする効果があります。
単独で使ったり、他のキャリアオイルと混ぜることで保湿力をアップさせることができます。
〇ヘーゼルナッツオイル
浸透性が高く、ブレンドした精油の効果を高める働きがあります。
脂性肌の方にもおすすめ。
匂いが気になる場合はほかのキャリアオイルと混ぜて使うといいでしょう。
〇ホホバオイル
植物性の液体ワックス。低温では固まった状態で、常温では元の状態に戻ります。
使用感はさっぱりとしていて、油っぽさはあまりありません。
皮脂のバランスを整えたり、炎症を抑えることで、シミやしわを防ぎます。
顔から髪まで全身に使いやすいキャリアオイルです。
〇マカダミアナッツオイル
安定性が高く、酸化しにくいので長期保存に向いています。
肌になじみやすくて使いやすい。
乾燥肌の方におすすめで、肌を若々しく保ってくれます。
粉が吹いたり掻いて炎症を起こしてしまうような肌にもおすすめです。
高齢者の方の乾燥にも向いています。
精油とキャリアオイルの配合
①一般的な大人の場合
<顔用>キャリアオイルの量の1%未満の精油をブレンドする
<体用>
キャリアオイルの量の2%未満の精油をブレンドする
②赤ちゃんや子供の場合
<1歳未満>精油は使用しない。
部屋での拡散はOKですが、刺激にならないようにしましょう。
<1~5歳>
キャリアオイルの量の0.2%くらいの精油をブレンド。
ラベンダー・カモミール・ティーツリーなどを使用する。
<6~12歳>
キャリアオイルの量の1%未満の精油をブレンド。
一般の大人の3分の1くらいの量が目安です。
③高齢者の場合
高齢者の場合は精油の量は少なめにする。大体一般の大人の2分の1くらいの量がおすすめです。
血圧などに作用してしまう精油もあるので、確認してから使いましょう。
精油を使って簡単に手作りコスメも作れます♪
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精油の種類・基礎知識
〇イランイラン
ジャスミンの花ようなフローラルな香りが特徴。
気分が落ち込んだりイライラしたりするときにおすすめ。
幸福感をアップさせてくれます。
敏感肌の方は刺激になる場合もあります。
香りが甘すぎると感じる場合は、オレンジやベルガモットと合わせるといいでしょう。
〇オレンジ
鎮静効果があるので、ほっと一息ついて休みたいときや寝る前にもおすすめ。
緊張や不安感が強い場合は、ビターオレンジがより精神を安定させてくれます。
アロマトリートメントだけでなく、掃除のときにも使えます。
ラベンダーやゼラニウムとの相性がいいです。
塗布直後は日光を避けたほうがいいので、夜に使うのがおすすめです。
〇カモミール
ハーバル系の香り。
皮膚のかゆみや炎症にも効果的。
鎮静・抗炎症・抗アレルギー効果が期待できます。
ストレスを感じているときにもおすすめ。
薬草のような香りなので、他の精油と混ぜるときは量を加減して香りを調節してください。
〇クラリセージ
スパイシーで大人っぽい香り。
不安・緊張感があるときに。
幸福感を感じさせ、心の安定を保ってくれます。
生理周期によって香りの感じ方が違います。
ラベンダーやゼラニウムなどとの相性がいいです。
妊娠中の使用は避けたほうがいいでしょう。
〇グレープフルーツ
気分をリフレッシュさせてくれる、さわやかな香り。
気分が落ち込んでいたり、自信を失っているときにおすすめ。
食欲を低下させてくれる香りなので、ダイエットの時にもおすすめです。
ジャスミンやイランイランとの相性がいいです。
敏感肌の方は刺激を感じることもあります。
使用直後は紫外線に当たらないようにしましょう。
〇クローブ
スパイシーで、少し消毒薬のような香りがします。
心身共に疲れているときにおすすめ。
前向きな気持ちにさせてくれます。
ローズ・ラベンダー・イランイランとの相性がいいです。
妊娠中は使用を避けてください。
〇サンダルウッド
少し甘いウッド系の香り。
気分を落ち着かせてくれる効果。
集中力を高めたいときや、物事を思案するような場面におすすめです。
香りは長時間残ります。
衣類につかないように注意しましょう。
妊娠初期には使用を避けてください。
〇シダーウッド
ウッディフローラルの優しい香り
気持ちを前向きに、強くしてくれる効果。
瞑想の時にもおすすめです。
男性にも使いやすい香りです。
妊娠中や授乳中・てんかんの方は使用を避けてください。
〇ジャスミン
「香りの王様」と呼ばれる濃厚な香り。
心が満たされないとき、不満を感じたり自信がなくなっているときにおすすめ。
ローズとブレンドするととてもいい香りになります。
香りが強いので、使用量に注意してください。
妊娠中は使用を避けてください。
〇ジンジャー
温かみのあるスパイシーな香り
心身ともに疲れているときにおすすめ。
心も体も温めてくれます。
消化器系の働きも活発にしてくれます。
ネロリやジャスミン・オレンジなどとの相性がいいです。
濃度が高すぎると皮膚に刺激を感じる場合があります。
妊娠初期は使用を避けてください。
〇ゼラニウム
バラのような香りとミントのようなさわやかさを感じるグリーンハーバルな香り。
ローズと共通の成分を含んでいます。
内向的になったり反対に興奮しすぎたり、気持ちが不安定な時におすすめ。
心のバランスをとって楽しい気持ちにさせてくれます。
ペパーミントやベルガモット・ラベンダーとの相性がいいです。
妊娠初期は使用を避けてください。
〇タイム
スパイシーで少し甘みのある香り
気分が落ち込んでいるときに。
心身ともに活力を与え、エネルギーをアップさせてくれる香りです。
あらゆる香りの精油と相性がいいので、ブレンドしやすいのが特徴です。
香りは強めなので、量を調節してください。
妊娠初期は使用を避けてください。
〇ティーツリー
ユーカリのようなさわやかでフレッシュな香り
疲れが蓄積している方に。
ストレスが溜まって免疫力が下がっている方にもおすすめです。
ユーカリ・レモン・ペパーミントなどのさわやかな香りとの相性がいいです。
敏感肌には刺激を感じる場合があります。
妊娠初期は使用を避けてください。
〇ネロリ
ビターで少し甘みのあるフローラルな香り。
ビターオレンジの花のことです。
ストレスで体の不調を感じるときや、日々の忙しさに追われて新しいことに挑戦する気持ちになれないという方におすすめ。
あらゆる精油との相性がいいので、ブレンドしやすい。
香りが強いので、使うときは少量で。
〇ヒノキ
落ち着いたウッディな香り。
鎮静効果が高いので、冷静になりたいときや、心を浄化したいときにおすすめ。
柑橘系や鼻の香りと相性がいい。
量が多いと刺激のあるツンとした香りが強くなるので、少量ブレンドする。
敏感肌の方は注意が必要。
〇ペパーミント
緊張状態にあるときに平常心を取り戻したいとき、頭をすっきりさせたいときにおすすめ。
花粉症や風邪による鼻の症状を和らげてくれる効果もあります。
刺激が強いので、1~2滴くらいの使用にすること。
レモンやユーカリなど、同じシソ科の精油との相性がいいです。
皮膚や粘膜刺激があるので、敏感肌の方は注意してください。
妊娠中・乳幼児・高齢者・てんかんの方の使用は避けてください。
〇ベルガモット
大人っぽい甘さの少ない柑橘系の香り。
心が沈んで不安になっているとき、前向きにさせてくれる香り。
不眠の時にもおすすめです。
レモンやオレンジなどの柑橘系の香りとの相性がいいです。
シトラス系の香水にもよく使用されている精油です。
敏感肌の方は注意が必要です。
使用してから5・6時間は日光を避けたほうがいいでしょう。
向精神薬・鎮静剤・睡眠剤・抗てんかん薬・血圧降下薬との併用は避けてください。
〇メリッサ
別名がレモンバームでレモンのようなさわやかな香り。
生命力を強化したり、活力を生み出したりする効果があります。
シトラス系やカモミール・ゼラニウムなどとの相性がいいです。
敏感肌の方は注意。
妊娠中は使用を避けてください。
緑内障の方も高濃度での使用は避けましょう。
〇ユーカリ
レモンに似たグリーン系の香り
虫よけ効果や空気を浄化してくれる効果があります。
気分をリフレッシュさせたいときにおすすめです。
ゼラニウム・ラベンダー・ペパーミントなどの香りと相性がいいです。
敏感肌の方は注意してください。
妊娠中は使用を避けてください。
〇ユズ
心と体を温めて元気にしてくれます。
高齢者やアロマテラピー初心者にもなじみのある香りなので使いやすいです。
柑橘系や花の香りの精油と相性がいいです。
敏感肌の方は注意してください。
使用直後の直射日光は避けてください。
〇ラベンダー
緊張してイライラしているときに。
心と体のバランスを整えてくれる香りです。
他の精油にラベンダーを2滴ほど加えるだけでバランスのいい香りになります。
妊娠初期は使用を避けてください。
高濃度で使用しすぎると、眠れなくなることがあります。
〇レモン
非常にさわやかな香り。一日が始まる朝におすすめの香り。
頭をすっきりさせてくれるので、集中力を高めたいときにもいいです。
ティーツリーやローズマリーとの相性もいいのでおすすめです。
敏感肌の方は注意してください。
使用直後は直射日光に当たらないでください。
〇ローズ
「香りの女王」と呼ばれる気品ある香り。
いろいろな種類がありますが、女性を幸福にしてくれる香りです。
ほとんどの精油と相性がいいです。
作用が強いので、使用量は少量で。
妊娠初期は使用を避けましょう。
〇ローズマリー
気分が落ち込んで、うつ気味の時におすすめ。
やる気や気力を満たしてくれるので、勉強の時にも向いています。
ユーカリやティーツリーとの相性がいいです。
敏感肌の方は注意してください。
妊娠初期には使用を避けましょう。
これでも代表的な一部の精油だけですが、とても種類が多いですよね。
自分に合ったものを見つけるのは大変かもしれませんが、実際に嗅いでみて苦手だなと思っても、ブレンドすることで使えるようになるかもしれません。
機会があればいろいろ試してみたいですよね。
精油の保存方法
〇高温多湿を避け、冷暗所で保管する。
〇開封後は1年を目安に使い切る。
〇子供の手が届かない場所に保管する。
〇引火性のため、火気厳禁。
まとめ
精油は1種類だけでということはありません。慣れてきたら2・3種類を混ぜて自分の好きなオリジナルのアロマオイルを作るのも楽しいですよね。
最初は市販のブレンドされているアロマオイルを買ってみて、それを参考に自分で作ってみるのもいいかもしれません。
アロマテラピーは奥が深いので、ぜひいろいろ試してみてくださいね。
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