今回は肌に起こるさまざまな症状の原因やメカニズムを発信する肌ケア情報サイト「医肌研究所」から、日焼け後の「はれや痛みを長引かせないケア」を紹介します。
【医肌研究所より】日焼けをした肌はどういう状態?

「日焼け」は医学用語だと「日光皮膚炎」と呼ばれます。皮膚炎と聞くと少し怖いですが、どのような状態なのでしょうか。
◎一般的な日光皮膚炎
◎わずかな紫外線で肌に炎症が起きることも
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◆日焼けした肌のアフターケア
日焼けした直後の肌は赤く熱を持った状態なので、まずはほてりを鎮めることが大切です。ビニール袋に入れた氷や冷水でしぼった濡れタオルなどを当ててクールダウンしましょう。
ほてりが落ち着いたら、痛みやかゆみ、炎症を抑えるために消炎効果のある塗り薬などを塗って様子をみましょう。水ぶくれが大きくなる、炎症の範囲が広がるなどの症状があった場合は、皮膚科医の診察を受けることをおすすめします。
日焼け後の肌は、角層細胞がダメージを受けて水分をキープできなくなっている状態です。そのままでは乾燥が進むため、ヒリつきや痛みが治まったら刺激の少ない化粧水や乳液で肌を保湿することも大切です。洗顔をする場合は、洗顔料をたっぷりと泡立てて肌の上で転がすようにやさしく洗い、短時間で済ませましょう。
◆日焼けを予防するには?
日焼けは、太陽光に当たらないことがもっとも大切です。紫外線の量は沖縄では3月から、関東でも5月から非常に強くなります。ちなみに、太陽光が暖かいのは赤外線によるものです。暖かく感じないときでも紫外線を浴びている可能性があるので気をつけましょう。
直射日光を避けるには、以下のようなポイントを押さえて行動することが大切です。
外出するときは、紫外線の強い時間帯(午前10時~午後2時)を避ける
日傘や帽子を活用する、または衣服やストールなどで肌の露出を抑える
屋外にいるときは、できるだけ日陰を活用する
紫外線を防止する効果の高い日焼け止めを塗るのも対策の一つです。日焼け止めに配合されている紫外線防止剤には、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の2種類があります。
敏感肌の人は、アレルギー反応を起こすことが比較的少ない「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカル」などと表示されている日焼け止めを、2~3時間おきにつけ直すようにしましょう。
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