今日は珍しく、化ける方法を書いていきたいと思います!
まず私のスッピンですが、こんな感じです。

ちなみに今日の寝起きの顔です(笑)
普段は全く化粧をしない私なのですが(日焼け止め以外使うことはよっぽどの場面にならないとしません!)、本気を出すと・・・・・・


まぁ、これくらい変わります。
写真だとあんまり変わった感じしないかもしれないですが、実際に見るとスッピンの時に会った人に化粧した状態で遭遇するとほとんど気付かれないです。
男装とかだともっと変わりますが、まぁ、ベースは同じですので過程は一緒です。
ただ、私の場合はキャラクターによってアイシャドウの色やファンデーションの色はもちろん、アイラインの入れ方、下地のカラーも全て変えています。
上記の写真はパイレーツ・オブ・カリビアンの女海賊「アンジェリカ」と、白雪姫の「白雪姫」です。
大きな特徴として
・アンジェリカはスパニッシュ系の小麦肌の強く逞しい大人の女性
・白雪姫は透き通るような白い肌と真っ赤な唇が特徴的な幼い少女
があります。
正反対のキャラクターなのでこの画像をチョイスしました。
上の画像だと分かりにくいですが、アンジェリカはこんな感じになっています。



太陽の下で焼けた小麦色の肌と、セクシーな雰囲気。
きりっとした強い女性。
を化粧だけでも作り上げないと伝わりにくいです。
後はパイレーツの時代背景を考えると化粧品がそんなに充実した環境ではなかったと考えられるので出来るだけヌーディなイメージを作りたかったです。
(素肌を太陽の下に晒している荒くれ者の海賊のイメージがあるので。)
ただ、私の肌は限りなく白いので、アンジェリカに近づけるために露出するところ全部にドーランとフェイスケーキを使いました。
ドーランとケーキは舞台メイクとしても良く使われるものです。
程よく焼けた肌色にする為に二色を重ねて色を作りました。
顔、デコルテ~肩、手の甲はドーランとケーキで作っている色です。
アイメイクですが、外国人さんの顔ははっきりとした顔立ちなので、思ったよりもかなり濃い目に塗っていくのがポイントです。
マックのブラウンのシャドウを四色くらい使っています。
眉毛の下にアイホールを作るように半円状にアイシャドウを塗っていきます。
目尻から眉間に向かって大きい円を書くように書いていきます。
アイラインはかなり大げさに書きます。
目安としては二重の上に一つラインを書いてその中を真っ黒に塗りつぶすように、って感じです。
目尻はキリっとさせたいので眉毛の終わるところくらいに近づけてかなり釣り目気味に書きます。
それだけ塗ると目を閉じたときにかなり真っ黒になりますが(笑)
もうね、顔のラインなんて気にしてたら駄目ですよ。
白人様の前じゃあ私達のデカ目なんて薄目なんですからね・・・。
そして、アイラインの上に一本ラインをがーっと書いていきます。
このラインはブラウンのラインで書くといいです。
これは二重を「描いて作る」というものです。
コスプレの世界では「ダブルライン」と言われます。
これはコスプレの基本中の基本で、ダブルラインはほぼ絶対的に使います。
このメイクだけで目の大きさはかなり違います。


目が青い方が カラコン+ダブルライン です。
眠たそうな目をしている方が 何も描いていない状態 です。
青い方はちょっと目の色だけ加工していますが(練習用に)他はそのままのメイクです。
(多少なりにキャラクターとして雰囲気は違いますが、ダブルラインの過程は一緒です。黒目の所だけが加工ですが、他は全くいじっていません。)
後はシェーディングを濃く入れていくのがポイントです。
ノーズシャドウ、ハイライト、こめかみから顎にかけてのかなり大幅なシャドウ。
更に、男性キャラの場合は鎖骨や首筋、喉仏を描いて作っていくこともあります。
基本的には
・元の目の大きさやまぶたの位置等を完全無視
・もっと言うと眉毛の位置も完全に無視して全部剃り上げて眉毛の位置まで目にするつもりくらいで書き込む
・眉毛とまぶたの間の距離をほとんど無くす
・強調するようにノーズシャドウ、ハイライト、シェーディングをがっつり入れる
事が大事です。
これが出来ていれば大体もとの顔からかなり離れます(笑)
次に白雪姫のメイクです。
白雪姫は「若く美しい少女」ですので、その設定に近づけていく必要があります。
(ディズニーの白雪姫は14歳です。)
私の実年齢が25歳なので、どれくらい若作りしても近づけるのは限界がありますが!!!(笑)
コスプレに年齢なんて関係ないから・・・(震え声)
とりあえず、白雪姫はスノーホワイト、といわれるくらい文字通り「真っ白」な肌が最大の特徴です。
後は、少女としてのあどけなさの中に嫉妬されるような女性らしさも持たせたいと思ったので化粧はあまり濃いと感じないようにしようと気をつけました。
ですが、アンジェリカよりも多分倍化粧には時間かかっています!
まずベース作りがかなり時間かかっています。
パープル系とブルー系の下地を混ぜて肌の色を白くしています。
目標としては二の腕の裏側くらいの色です。
元の色は白い方ですが、もっと白くしたい、透き通る感じを出したかったのでこのように下地を重ねました。
ですが、白雪姫は顔しかメイクしていないです。
元々がそんなに黒くはないので顔だけ白くしたら割りと大丈夫でした。
アイシャドウですが、パールの入っている白いハイライトだけを使いました。
後はベタ塗りにならないようにブラシでパウダーを乗せていきました。
パウダーもパールの入っていてキラキラするようなもので、色が入っているようなファンデーションは使ってないです。
白雪姫の場合は透明感を大事にしたかったので 下地とルースパウダー だけで仕上げました。
他は チーク、口紅、グロス、リップライナー だけです。

アイラインもがっつり描きすぎないようにしています。
ダブルラインにはしていますが、いつもはアイラナイナーでがっつり描くダブルラインも、白雪姫の場合はグレーのアイブロウで書いてます。
シェーディングは出来ないのですが、ハイライトは沢山使っています。
眉毛の下、まぶたの下、目頭、頬骨の上、鼻と額、顎 にハイライトを乗せています。
これは小さい筆で何度も優しく乗せています。
眉毛は優しい形になるように弧を描くように描いています。
白雪姫の黒髪に合いつつも、白さを落とさないようにグレーを重ねて描いています。
ディズニーの白雪姫はアニメーションを製作中に「白雪姫に命を吹き込む」為に、女性のスタッフさんが「自分の持っていたチークを白雪姫の肌に乗せ、生き生きとした美しい少女を生み出した」という裏話があるくらい、白雪姫のチークには拘りを持っています。
なので私もチーク選びはかなり慎重になりました。
ふんわり乗せるのを目標に大き目の筆で円を描くように乗せました。
使ったのは多分、ラデュレのパウダーチークだったかな・・・?と思います。
高価ですが、白雪姫の雰囲気を出すのに一番近いと思いました。
後は唇ですね。
白雪姫の唇も大きなポイントです。
まずはマットなコンシーラーで唇の輪郭と色を消します。
唇の形が完全になくなってからリップライナーで理想の「可愛らしい小さい唇」を作っていきます。
自分の裏唇のラインの二つ内側に小さく書いていくイメージです。
下のラインは唇の山の真下にふくらみがくるようにOに近い感じで描いてきます。
そして口紅で中を埋め、最後に真っ赤なリップグロスで艶を出す。
こんな感じでごってりの唇を作ります。
全体のメイクが薄いので唇がかなり強調されますが、より白雪姫らしいのはこういう感じだと思いました。
シャドウの加減やハイライトの位置がかなり難しいですが、それ以外は割りと簡単です。
後は構図や雰囲気、ポージングで飾っていけば・・・・・・


こんな感じの雰囲気になります!
作り方次第で顔はいかようにも変える事は可能です。
ちょっと工夫すると・・・・・・



こんな風にもなれます!!
後はひたすら研究です。
スタイルが良くなったらアナと雪の女王のエルサとかもやりたいですね。
スタイルがよくなったら・・・(笑)
と、まぁ、こんな感じですがかなーり濃い目のメイク方法でした!!
あんまり役に立たたないと思うので、こんなメイクの仕方もあるのね~と思っていただけたら嬉しいです。
ありがとうございました!
元エステティシャン、アロマテラピスト等
森永ぱぴこさん
*若菜*さん
元エステティシャン、アロマテラピスト等
森永ぱぴこさん
単なるコスメ好き
ぺねがるさん