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内定辞退について。

内定辞退について。

独り言です。

大学新卒内定率がニュースになる一方で、
「内定辞退」という選択をしなくてはならないケースもあります。

昨年3月私は、幸いな事に第一志望の企業から、
一番先に内々定をいただいたので、
その時点で就職活動を終了することができました。

いわずもがなですが、他の学生にはいろいろなケースがあります。
就職活動においても、高校受験や大学受験と同じように、
「すべりどめ」や「第一志望」があり、
選考の時期がそれぞれ違うため、
第一志望でないところから内々定をいただいても、
第一志望の選考が終わるまでは、
内々定をいただいた企業へ、その旨をつたえて待ってもらうこともあります。

特に、学校推薦(もし内定したら、他の企業から内定を頂いていても、
蹴らなくてはいけない)は、
一般の選考が春に一区切りついてから、選考が開始するので、
ほとんどの人は、それまでに他企業への就職活動をしており、
当然、他企業から内々定を獲得する学生も出てくるわけです。

また、公務員試験は、春以降に一次試験が始まり、
選考が進んでも夏ごろまで結果が出ない場合がありますから、
それまでの間、他企業への就職活動をするのは当然です。

企業によっては、内々定を出すかわりに独自の誓約書を
提出させるところもあります。
ただ、内々定段階で会社独自に発行する誓約書に
「内々定を辞退してはいけない」という法的な絶対の効果はないわけで。

私の知り合いで、
学校推薦の選考開始までに、一部上場企業3社に内々定をいただくも、
学校推薦で選考に進んだ企業からも内々定をいただいたため、
仕方がなく、辞退の旨を伝えねばいけなかった人がいました。
他社3社の面接で、
「学校推薦を出している企業があるためそちらから内定を頂いたら、
御社は断らねばならない」と伝えていたにもかかわらず、
内定辞退の謝罪に本社へ赴いたところ、
何時間も罵詈雑言をいわれた。
というケースがありました。

前向きにとらえるとするならば、
学生から事情をあらかじめ説明され、段階を踏んで、丁寧に謝罪されても、
社員が、何時間も仕事時間を無益な事(内定辞退者の説得)に
費やしてくれる企業はそれだけ体力があるということでしょうか。

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