
冬の定番服、白ニット&黒ニット。ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんに「@cosmeベストコスメアワード2021」受賞アイテムを使って、白ニット&黒ニットに合うメイクを教えていただきました。

この記事は2021年12月23日(木)に配信したインスタライブの模様をまとめたものです。
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ニットに合わせるベースメイクは「ツヤ肌」がおすすめ

ツヤも保湿もトーンアップも!
ベスト化粧下地 第1位

「時間がないときは、頬に直接チューブからクリームを『なると型』に出し、手で外側に向かってなじませるだけでもOK。鏡を見て丁寧になじませなくてもムラなくきれいにのばせるので、時短メイクにも最適です」
素肌の延長のようなツヤ感
ベストクッションファンデ 第1位
ローラ メルシエ
「作り込んでいない素肌の延長のようなツヤでありながら、カバー力も高い。テカリやヨレが出にくく、誰もが使いやすいクッションファンデーションです」
サラッサラ、なのに乾燥しない
ベストパウダー 第1位
NARS
発売日 2022/2/11追加発売
「サラッサラになるのに肌が乾燥せず、色もつかない、いい意味で『存在感がない』すばらしいお粉です。ファンデーションの色移りやベタベタ感を抑えられるので、マスクメイクにもおすすめ」

繊細で上品なツヤ感
ベストハイライト 第1位

白ニットには「ピリ辛メイクで甘さを締める」のがポイント

「ふわっと甘い印象になりがちな白ニットには、『辛さやシャープさ、強さを意識したメイク』を合わせるのがおすすめ。ファッションから受けるイメージと逆のメイクをすると、今っぽさやオシャレさを演出できます。逆に、ピンクやベージュを使ったスイートなメイクだと、ぼやけた印象になりやすいので気をつけて」
モーブ×グレーで目もとにグッと彫りを
ベスト単色アイシャドウ 第1位
「マットなモーブカラーの『PU100』を、上まぶた全体と下まぶたに薄くなじませます。これだけで目もとの彫りがグッと深くなり、ぼやけ感を払拭できるんです」

「さらに、ラメ入りのグレーカラー『GY080』を指でポンポンと黒目の上に置くようにオン。『GY080』はかっこいい色なので、狭い範囲で楽しむのがコツ。アイグロウジェムは重ねてもヨレにくく、きれいなグラデーションをキープできるアイテムなんですよ」

PU100

GY080
ブラウンのアイライナーを合わせるとおしゃれ

ベストアイライナー 第1位
ベストアイライナー 第3位
黒のマスカラで引き締める
ベストマスカラ 第1位
ベストマスカラ 第2位
眉色は「なりたい雰囲気」で選ぶ
ベストアイブロウ 第2位
「『超細芯アイブロウ』は、毛の細さと同じような細芯で、隙間を埋めるのに最適なアイテム。形を描くのではなく、毛の足りない部分をチョンチョンと埋めるようなイメージで使うのがおすすめです」

「細芯の場合は、芯を2〜3mm出して、できるだけペンシルの後ろ側を持ち、力を抜いて描くといいですよ。力を入れたり芯の近くを持って描いたりすると折れやすいので注意!」
ベストアイブロウ 第1位
「ペンシルで足りない部分を埋めたら、眉マスカラで毛流れを整えます。こちらはブラシがコンパクトで使いやすく、ベタっとつかないので自然な仕上がりに」
この春の注目色、黄みブラウンリップで引き締める
ベストリップスティック 第1位・総合 第3位
「『04 パンプキンワイン』は、赤み・黄み・ブラウンなど、トレンドカラーを全部入れて作ったようなおしゃれな色。顔の印象を引き締めることもできるので、白ニットにも最適です。このリップのような『黄みを帯びたブラウン』は、今春注目のカラーだと感じています」

目もと・口もとに色を使ったら、ベージュチークでまとめる
ベストチーク 第1位


「肌の色に近いベージュチークは、ポイントメイクのまとめ役になってくれるだけでなく、マスクから少しはみ出す程度に広めにつけて、顔色をよく見せることもできます。ひとつ持っているととても便利!」
黒ニットには「ニュートラルカラーを使ったやさしいメイク」がおすすめ

「黒ニットはクールに見えがちなので、『やさしさやハッピー感を意識したメイク』を合わせるのがおすすめ。重くなりやすい黒ファッションだからこそ、メイクは軽く仕上げましょう」
あえてフルーティな色を目もとに
ベストアイシャドウパレット 第3位

「左上のピーチベージュを、上まぶた全体と下まぶたにオン。黒目の上と二重幅に右上のブラウンを軽くなじませ、目頭に左下のゴールドを入れて、完熟マンゴーのようなかわいい目もとに仕上げています。黒ニットにあえてフルーティな色を合わせて、意外性を楽しんで!」
オレンジ系に合うバーガンディのアイライナー
「アイラインはバーガンディを合わせるのがおすすめ。オレンジ系のアイシャドウに、あえてブラウンではなく赤みのアイラインを合わせると、秋冬の空気感も高まりますよ」

ベストアイライナー 第1位
ベストアイライナー 第3位
ブラウンのマスカラで目もとに軽さを
ベストマスカラ 第1位
「目もとに軽さを出したいので、マスカラはブラウンをセレクトします」
ベストマスカラ 第2位
眉色はアイシャドウのトーンに合わせるとこなれる
ベストアイブロウ 第2位
「目もとの色に合わせて、軽めの色をセレクト。眉色はアイシャドウのトーンに合わせると、顔全体の雰囲気を簡単にまとめられます」
ベストアイブロウ 第1位
血色ベージュリップでやさしい雰囲気に
ベストリップスティック 第1位・総合 第3位
「『03 陽炎』は、ほんのり甘い血色ベージュ。黒ニットにやわらかい色を合わせることで、やさしい雰囲気を演出できます」

目もと・口もとの淡い色に対して、チークにはシックな色を
ベストチーク 第1位

「高めの位置にスッと入れるとセクシーに、頬に丸く入れるとかわいらしく、薄めで頬全体に入れると大人っぽくなど、入れる位置によってもイメージが変わります」
「ベーシックなファッションのときこそ、メイクで遊ぶことが大切!」と語る長井さん。メイクの力で、定番ファッションをアップデートしてみてくださいね。
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長井かおりさんが登場! 白ニット&黒ニットに合うメイクを、ベスコス2021で作ります
ヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさん

雑誌を中心に多くのビューティー企画を担当。連載も多数担当している。わかりやすいメイクテクニックに定評があり、毎日に寄り添ったメイクの提案などで多くの女性から支持を得ている。著書も多く出版しており、これまで発売した書籍は累計25万部を突破。最新刊「時間がなくても大丈夫! 10分で“いい感じ”の自分になる」(扶桑社)も好評発売中。
長井かおり Instagram(@kaorimake)
文/イトウウミ
(アットコスメ編集部)
