万能なアイテム「ヴァセリン」の『オリジナル ピュアスキンジェリー』は2020年、150歳を迎えます。ご長寿コスメならではの逸話や「殿堂入り」の影響について、ユニリーバ・ジャパンの横井恵美さんにうかがいました。
クチコミが商品の良さを改めて教えてくれた
<受賞歴>
2005年@cosmeベストコスメ大賞 殿堂入り
2004年@cosmeベストコスメ大賞 クリーム・オイル部門 第1位
2003年@cosmeベストコスメ大賞 乳液・クリーム部門 第1位
2002年@cosmeベストコスメ大賞 基礎化粧品部門 第1位
2000年@cosmeベストコスメ大賞 乳液・クリーム部門 第1位
2002年は「@cosmeベストコスメ大賞 基礎化粧品部門 第1位」、2003年は「@cosmeベストコスメ大賞 乳液・クリーム部門 第1位」、そして2004年は「@cosmeベストコスメ大賞 クリーム・オイル部門 第1位」を受賞。
「基礎化粧品」「乳液・クリーム」「クリーム・オイル」各部門での受賞歴を見るだけでも「ヴァセリン」『オリジナル ピュアスキンジェリー』の万能さがよくわかります。
2005年に、初代「@cosmeベストコスメ大賞」殿堂入りを果たした『ペトロリューム ジェリー』。ワセリンがほぼ100%原料の天然保湿スキンオイルで1870年に誕生した『ペトロリューム ジェリー』は、ナチュラル処方はそのままに、2010年『オリジナル ピュアスキンジェリー』という新しい名前に。パッケージも生まれ変わりました。
「選ばれたことに、社内でもいい意味で驚きがあった」と話すのは、「ヴァセリン」を担当するユニリーバ・ジャパンの横井さんです。
▲横井恵美さん
「ヴァセリンは1870年にアメリカで誕生し、日本では1987年に発売が開始された歴史あるブランドです。しかし当時は今ほどの知名度はなく、ユニリーバ・ジャパン社内では“もっとがんばってプロモーションしていきたいブランド”という捉え方でした。それが、@cosmeというお客様が選ぶアワードで殿堂入りしたことで、改めて商品の良さをお客様に教えていただいたというか……。いい商品というのは、きちっと向き合ってお届けすれば、お客様が正しく評価してくれるものなんだと気づかされました」
肌のうるおいを閉じ込める万能アイテム
「私がよく例えに使うのは、“屋根のないお家”。肌にも屋根がないと水分がどんどん失われてしまいます。ヴァセリンは屋根のように肌に膜をはってくれるので、もともと肌がもっているうるおいを保ち、健康な肌を維持してくれます」
『オリジナル ピュアスキンジェリー』は粘度が高いため、冬場は人肌で少し温めてあげると少量でよく伸びるとのこと。角質が気になるかかとやひじ、ささくれがちな指先には、ナイトケアとして就寝前に使うと威力を発揮します。
「肌を保護し、摩擦を減らす効果があるので、靴擦れ予防にも効果的です。新しい靴やサンダルを履くときは、肌に当たる部分に最初から塗っておきます。すべりがよくなって、靴擦れが軽減されるので本当におすすめ。私は40g入りの小さなサイズを鞄に入れて、いつも持ち歩いています」と、横井さん。
お客様と「相思相愛」になれたのがうれしい
「ヴァセリン」の『オリジナル ピュアスキンジェリー』は、2020年でなんと150周年を迎えます。アメリカの北極探検隊の隊長が「ヴァセリン」を使って皮膚を凍傷から守った話など、歴史的な逸話もたくさんあると話す、横井さん。
「私たちは体の健康は気にしますが、意外と肌の健康、とくにボディは見過ごしがち。でも、肌がすこやかでないと気分が落ち込みますし、前向きに生活するためにもそれは大切なことだと思います。その心の健康を維持する存在でありたいですね。一家にひとつ、家族みんなで使えるアイテム。ちょっとした乾燥が気になるときにはヴァセリン。そんな気軽な立ち位置で使ってもらえたらと思います」
自信を持ってお届けできる商品だから、「殿堂入りという形で、お客様と相思相愛になれたのはとてもうれしい」と横井さん。肌の健康を守り、毎日を楽しむ力となってくれる「ヴァセリン」は、コスメの原点なのかもしれません。
取材・文:田邉愛理
撮影:アットコスメ編集部