ドラえもんの声優交代から20年経っても今でも文句を言い続ける人々に呆れます。

ドラえもんやのび太くん、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫、ママ、パパ、ドラミ、先生など「ドラえもん」の声が変わって20年が経ちましたが、20年も経った今でも否定派の人達がいますが、どうして声優交代から20年経っても今の声に文句を言う人々の気持ちが全く理解できないです。


そこまで大山のぶ代さんのドラえもんの声や、や小原乃梨子さんのび太くんの声にこだわり続けるんでしょうか？

そもそも、声優交代は大山のぶ代さんや小原乃梨子さんなど声優さん側から「自分たちが元気な間に計画的に役をバトンタッチしたい。」降板を申し入れたことがきっかけで、大山さんや小原さんなどの声優さん側の気持ちを製作者サイドが汲み取って、それで声優さん側の意向を尊重して声優交代が決まった話なのにも関わらず、いつまでも「大山さんのドラえもんの声が良かった。」、「小原さんののび太の声が良かった。」と主張し続けるのは大山さんや小原さんの気持ちを無視しているのと同じですよね？

大山さんがドラえもん役を降板した後に、大山さんがドラえもんが放送25周年目に入った2003年頃に、メディアがドラえもんの声優陣の平均年齢が70歳という記事が出た際に、声優陣で話し合い、そろそろ卒業して若い世代に譲るという話が出始めたと仰っていました。
また、ドラえもんという番組は複数の製作会社や多くのスポンサーが関わる番組で、それが理由で声優側が卒業（降板）を申し入れても、すぐに交代が容認されなかったというニュアンスの発言も大山さんはされていました。

声優交代当時、大山のぶ代さんは72歳で小原乃梨子さんも70歳でした。


少し前に、大山のぶ代さんがドラえもんの声を引退するに至った経緯が週刊誌の記事で特集されていました。

当初、製作者側は、大山のぶ代の声を50音すべて録音して合成する案と、オーディションで他の声優さんを決める案の2つの案が提示され、それを知ったドラえもん役の大山のぶ代さんにも相談したそうです。

大山さんは夫の砂川さんに、「合成なんかじゃなくて、あの子（ドラえもん）の気持ちを理解してくれる人に託したいの」と気持ちを吐露したことが週刊誌に書かれていました。


ドラえもんの声優交代は、色々な人が真剣にドラえもんという素晴らしい番組をどう次の世代に繋いでいくのかを考えた末の、声優交代だったと思います。



週刊誌の記事に、大山さんが2001年に直腸がんで入院して、手術でがんが完治した際の大山のぶ代さんの心境が記載されていました。
「私がまた今回のように、急に入院したり、突然倒れたりしたら、迷惑がかかっちゃうでしょ。だったら、元気なうちに自分から辞めちゃったほうがいいんじゃないかなって思い始めて……」


大山さんが最初にドラえもんの声を降板する意向を示した3年後の2004年、大山さんは夫の砂川さんに以下の様に言ったそうです。
「ドラえもんを、今度は本当に辞めようと思ってるの」

それに対して、夫の砂川さんは、「そうだね、ペコ。もう君は十分やりきったんじゃないのかい。しばらく、ゆっくりすればいいよ」と仰ったそうです。(※ペコというのは大山さんのあだ名だそうです。)

上記の大山さんご夫妻のやりとりも週刊誌の記事に書かれています。

また、製作者サイドはまず初めに大山のぶ代さんに声優交代の案を相談し、大山さんが受諾し、そしてその後に小原さん（のび太くん）や野村道子さん（しずかちゃん）、たてかべ和也さん（ジャイアン）、肝付兼太さん（スネ夫）に声優陣の刷新・交代の方針を伝えたことも週刊誌に書かれています。


大山さんや小原さんなどの声優さん側の気持ちを製作者サイドが汲み取って、それで製作者サイドも熟慮を重ねた結果、声優さん側の意向を尊重して声優交代を決定したという経緯があります。



声優交代当時、大山のぶ代さんは72歳で小原乃梨子さんも70歳でした。
70代でレギュラーの持ち役を続けることは体力的にも大変でしょうし、そういう背景とかも理解しないで、今でも声優交代に対して反対的な意見があるということでしょうか？



大山のぶ代さんが認知症になってしまったのは、大山さんがドラえもん役を降ろされてしまったと主張する人もいますが、あまりにも大山さんに対して失礼極まりない話だと思います。

そもそも、無理矢理、役を降ろされたとか、一方的に製作者が声優交代を決めたとかそういう主張をする人は何を考えているのだろうという風に思います。
そもそも、大山さんや小原さんたちがまだ続けたい気持ちがあれば、製作者サイドが声優陣の気持ちを無視する形で強引に声優交代ということは間違いなく行わていなかったでしょう。