![Chapter.2 HAKU誕生!美白は新たなステージへ[@cosme NIPPON PROJECT]](https://cache-cdn.cosme.net/media/cur-contents/file/image/201710/bc8a75ffbc754856a38ae889fed0f7a0.png)


2005年春、HAKUは美白市場にセンセーショナルなデビューを果たしました。しかし、その発売までの道のりは、苦難の連続だったのです。


(資生堂 PR・唐川舞奈さん)

シミの原因として、当時一般的に知られていたのは“紫外線”です。
「紫外線を浴びて生まれたメラニンによる肌色の変化は、本来ターンオーバーとともにもとの肌色に戻っていきます。シミ部位でそうならない理由は何か?シミ部位とそうでない部位を徹底的に検証した結果、“シミ部位には、慢性的にとても弱い炎症が発生している”ということを突き止めました」(資生堂 アドバンストリサーチセンター・柴田貴子さん)
目には見えず、赤くもならないこの“慢性微弱炎症”は、メラノサイトを刺激して過剰なメラニンを作るトリガーだったのです!

(資生堂 アドバンストリサーチセンター・柴田貴子さん)
資生堂はこの慢性微弱炎症に働きかける美白有効成分“m-トラネキサム酸”を開発。シミ発生の新ルートに注目し、美白を新たなステージへと進化させます。
ちなみに、“慢性微弱炎症”は2017年現在、シミをはじめとした老化現象の要因として美容や医療の世界で注目される存在です。10年以上前にこの慢性微弱炎症に着目した資生堂の先見性はスゴイ…!

「HAKUは当時としては珍しい、適度にコク感のあるテクスチャーでした。私たちは独自の調査で“美白実感を高めるためにはスキンケア効果実感が必要不可欠”であるとつきとめ、“シミ部位にしっかり留まるようなコクがありながらも、スーッと肌に溶けなじむ使い心地”を目指しました」(資生堂化粧情報開発センター・池田恵子さん)


(資生堂化粧情報開発センター・池田恵子さん)


HAKUのロゴには、活版印刷の文字を採用しています。
「開発当時、デザインのプロセスもコンピューターが中心だったそうです。そんな中で“人の手から生まれたものの美しさ”にこだわり、人の手で掘られた活版印刷の文字を使う、というアイディアに至りました」と、唐川さん。真っ白なボトルに凜としたHAKUのロゴが縦組みに刻まれ、外箱にはあえて白と対極にある“黒”を採用。ボトルを撮影した白黒の写真を化粧品の箱に使うというのは非常にチャレンジングな試みでした。「黒い箱からまるで雲が払われるように、白いボトルが登場する演出でした」(唐川さん)
こうして誕生した初代HAKUは、12年の間に進化を続けてきました。現在のHAKUは6代目にあたります。

(2005年誕生 初代HAKUメラノフォーカスエッセンス)