目の下のクマを自然に隠して目立たなくするメイク方法を、パーソナルメイクレッスン専門店「MAMEW(マミュ)」のメイク講師に教えていただきました。
よくあるクマの悩みと原因
「クマが隠れない」
「隠そうとすると汚くなる」
「時間とともにシワが出てくる」
【原因】
・コンシーラーの色選びと使い方を間違えている
・隠そうとして厚塗りしている
チェック!やりがちポイント
☑ 自分のクマにあう色味を知らずに塗っている
☑ 気になる箇所を隠そうと厚塗りしている
完璧に隠そうとせずに、全体とのバランスで目立たなくする
クマの種類と見分け方
クマには種類があります。自分のクマにあった色を見極め、アイテムを正しく使うことで、顔がぐっと明るく見えます。
青クマ
原因:血行不良
見分け方:周りの皮膚を引っ張ってもクマの位置が変わらない
赤クマ
原因:皮膚が薄く毛細血管が透けて見えている
見分け方:赤みがある
黒クマ
原因:たるみや骨格によるもの
見分け方:上を向いたり顔の角度を変えると薄くなる
茶クマ
原因:色素沈着や、こすりすぎによる角質肥厚など
見分け方:引っ張ったり角度を変えても薄くならない
どれかひとつだけに当てはまるというよりも、いくつかの種類が複合している場合が多いです。
クマの種類別、使う色の選び方
クマの種類によって使う色を選びましょう。複合したクマの場合は、いちばん目立つものを隠す色を選んでみてください。
▼青クマ
青の反対色にあたる、ピンクやオレンジなど赤みのあるカラーでカバーするのがおすすめです。
▼赤クマ
黄色でカバーするのがおすすめです。赤の反対色である緑を使うと青白くなってしまいます。
▼黒クマ
オレンジやワントーン明るめのベージュを使うか、ハイライトを使って光で飛ばすこともあります。
▼茶クマ
オレンジや黄色でナチュラルにカバーするのがおすすめです。
ご紹介したものは、あくまで一般的な色の選び方です。色ムラを補正するためには、顔全体の肌の色となじませることが大切。「MAMEW(マミュ)」では一人ひとりにあわせて、色を混ぜてちょうどよい色をつくります。
クマのカバー方法
ポイント
コントロールカラー×平たいブラシを使う
コントロールカラーを、平たいブラシを使って塗ります。
今回はオレンジを使いました。
ごく少量をブラシになじませる
使ったのは「MAMEW(マミュ)」のリップブラシ。慣れていない場合は、塗るときに筋ムラができないように、ごく少量をブラシになじませるのがおすすめです。
GOOD。これくらい少量ずつのせます。
つけすぎると筋ムラができやすくなります。
目もとにのせるとき、ムラになったところを指でポンポンとなじませると取れてしまいます。ブラシにごく少量をとって、薄い層を少しずつ重ねることで、指でなじませなくてもムラのない仕上がりが叶います。
薄い層を重ねる
下まぶたの際からクマの範囲に、そっとのせていきます。
コントロールカラーでの仕上がり
目周りにオレンジ、顔全体にオレンジ+ゴールドシルバーのコントロールカラー使用。
目周りにオレンジ、顔全体にピンクのコントロールカラー使用。
目周りにオレンジ、顔全体にピンク+ゴールドシルバーのコントロールカラー使用。
コンシーラーを使う場合
テクスチャー
みずみずしく、薄くのばしやすいテクスチャーのものがおすすめです。かためのコンシーラーはムラになりやすいので、のせる量に気を付けましょう。
色味
肌の色から浮くと不自然になるので、自分の肌を見ながら色味を調整します。なじまない場合は混ぜて色をつくります。
使うツール
塗り方
一気にのせるのではなく、少しずつ修正するイメージでのせましょう。薄い層を少しずつ重ねます。
なじませる必要がある場合は、カバーしたい箇所の中心部分を触らないよう、のせたところと肌との境目をスポンジでトントンとタップしてぼかします。
クマやくすみのカバー方法を動画で解説
「MAMEW(マミュ)」のメイク講師に、目もとのクマや小鼻の赤み、口もとのくすみをカバーする方法を実際に見せていただきました。
クマやくすみのカバー方法
使ったアイテム
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取材協力
経験豊富な講師を独り占めしてメイクスキルを学べる、老舗のメイクレッスン専門店。お顔の分析手法の一つとして、2007年よりパーソナルカラー診断を取り入れている。メイクのプロが診断するので、似合う色やアイテムがわかるだけでなく、実際のメイクで実感できる垢抜け体験が魅力。東京・原宿にある@cosmeの旗艦店「@cosme TOKYO」1階のほか、新宿と銀座に店舗を展開。
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(アットコスメ編集部)
公開:2024/1/19
最終更新:2024/6/13