ベースメイクの順番や化粧下地の選び方とは?メイク講師に聞く、化粧下地の基本

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ベースメイクの順番や化粧下地の選び方とは?メイク講師に聞く、化粧下地の基本
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メイクレッスン専門店「MAMEW(マミュ)」のメイク講師に、化粧下地の種類や塗る順番、悩み別の選び方について教えていただきました。

教えてくれたのは

パーソナルメイクアップサロン MAMEW(マミュ)

経験豊富な講師を独り占めしてメイクスキルを学べる、老舗のメイクレッスン専門店。お顔の分析手法の一つとして、2007年よりパーソナルカラー診断を取り入れている。メイクのプロが診断するので、似合う色やアイテムがわかるだけでなく、実際のメイクで実感できる垢抜け体験が魅力。東京・原宿にある@cosmeの旗艦店「@cosme TOKYO」1階のほか、新宿と銀座に店舗を展開。

なんのために使う? 化粧下地の役割

化粧下地には下記のような役割があります。

ベースメイクの密着力を高める
②メイクの土台となる肌をフラットに整える
③肌悩みを補正する(くすみ・色ムラ)

化粧下地にはたくさんの種類があるので、お悩みに合わせて選びましょう。

化粧下地を塗る順番は?

スキンケア→日焼け止め→化粧下地】の順で塗るのが一般的です。

「日焼け止め・化粧下地」と表記されているものであれば、日焼け止めと化粧下地を兼用で使用してOKです。メイクの仕上がりに満足できていれば、日焼け止めの上から化粧下地を追加する必要はありません。個別の肌悩みがある場合は、それに合わせた化粧下地を選びます。

ただし日焼け止めは規定の厚みで肌にのっていることで表記通りの紫外線防止効果を発揮するので、十分な量を使用しましょう。

あなたはどのタイプ? お悩み別、化粧下地の選び方

化粧下地には、大きく分けると下記のようなタイプがあります。

・保湿タイプ
・皮脂対策タイプ
・色付き補正タイプ

それぞれに特長があるので、自分の肌タイプやお悩みを正しく理解して選ぶことが大切です。選び方を間違えると、化粧下地の効果がうまく発揮されないことや、かえって肌悩みを悪化させてしまうことがあるので注意が必要です。

こちらでは以下の悩み別に、下地選びの注意点をご紹介します。

①化粧ノリが悪い
②化粧崩れが気になる
くすみが気になる
毛穴が気になる

①化粧ノリが悪い

スキンケアを丁寧に行う&保湿効果のある下地を

「MAMEW(マミュ)」の店頭では、乾燥や落とすケア不足によるごわつきで、化粧ノリが悪くなっているお客様を多く見かけます。スキンケアの段階で落とすケアとうるおいを与えるケアをしっかり行うと同時に、保湿効果や肌をフラットに整える効果のある化粧下地を選ぶのがおすすめです。

②化粧崩れが気になる

乾燥からくる化粧崩れの場合が多い

店頭でも「脂性肌でテカりや化粧崩れが気になる」と言って、崩れ防止系の化粧下地を使っている方をよく見かけます。しかし、お肌を見せていただくと脂性肌ではなく、むしろ乾燥肌寄りの方が非常に多いです。

肌は乾燥すると過剰に皮脂を分泌するため、テカりやすくなることがあります。それを皮脂が多い脂性肌だと勘違いしてしまいがちですが、そのような肌の方が崩れ防止系の化粧下地を使うのはNG。

乾燥肌:頬などが乾燥してごわごわしやすい。または毛穴が開いている。乾燥が原因で皮脂が分泌され、鼻周りがテカることも。

一般的な崩れ防止系の化粧下地は、皮脂を抑制するさらさらとした仕上がりのものが多いため、乾燥による化粧崩れが余計に悪化してしまう可能性があります。化粧崩れは乾燥が原因の可能性もあるので、崩れる=脂性肌というわけではないということを知っておきましょう。

水分の蒸散を防ぐものや、肌表面をなめらかに整える乾燥対策系の化粧下地がおすすめです。乾燥対策をしても皮脂崩れが起こる場合に、鼻など気になるパーツにだけ皮脂崩れ防止系の化粧下地を使うのはOKです。

③くすみが気になる

「くすみにはパープル」とは限らない

くすみが気になるのでパープル系の化粧下地コントロールカラーを使っている」という方をよく見かけます。パープルは単体ではくすみを飛ばして透明感のある肌に仕上げてくれるカラーです。同時に青みが強い色なので、血色感をなくし、余計に顔色が悪く見える原因にもなりがちです。特に黄みのある肌の方が使うと、つけた時は白く明るくなったように感じても、少し時間が経つとグレーっぽくくすんで見えることがあります。

ブルべで明るめの肌の方にとっては透明感を出してくれるカラーなので、自分の肌トーンや肌悩みを見極めて選ぶことが大切です。くすみが気になる場合は、ピンクやイエロー、オレンジのコントロールカラーも効果的です。「MAMEW(マミュ)」の店頭ではお客様の肌を見て、それぞれに合う色の『コントロールリキッド』を選んでいます。

コントロールリキッド

MAMEW(マミュ)

容量・税込価格 25ml・3,300円

④毛穴が気になる

パール入りの化粧下地はスキンケアをしっかりしたうえで使う

パール入りの化粧下地は、光を味方にしたレフ板効果で、毛穴を飛ばしたり、ツヤのある肌に見せたりする効果があります。しかし毛穴が開いた状態でのせると、かえって毛穴パールが入りこんで悪目立ちしてしまうこともあります。

毛穴スキンケア次第で目立ちにくくなります。クレンジングや洗顔などの落とすケアと保湿は、自分で思っている以上に丁寧に行いましょう。また、毛穴を隠すことにこだわりすぎないことも重要かもしれません。

毛穴下地はしっかりクレンジングを

毛穴下地は、毛穴を埋めてフラットにするタイプのものが多いです。使用する場合は、クレンジングをしっかりと行いましょう。落とす作業が甘いと、かえって毛穴黒ずみや開きを加速させる原因になります。

皮脂を抑制するタイプのものが多いので、皮脂が出やすい部分にだけピンポイントで使いましょう。つけすぎないように、少量を薄くのばします。

肌質やお悩みに合わせた化粧下地をうまく活用することで、理想の仕上がりに近づきやすくなります。

取材協力:パーソナルメイクアップサロン MAMEW(マミュ)

(アットコスメ編集部)

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