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<透明感重視派におすすめ、「薄く均一に転写する」すぐれもの>
すごいすごいと言うけれど、普通のスポンジチップと何が違うの? というのは誰しも抱く疑問だと思います。使ってみてわかったのですが、シリコンチップの最大の特徴は
「取ったシャドーが、チップにほとんど吸われずにそのままフワっと転写される」
というもの。
■概観・使用感
・立てて保管できる10.5cmのロングハンドル
・やや固めの弾力を持つシリコンチップ(フワフワではない)
・「乗せたシャドーがそのまま均一に転写される」というもの
・使用後はほぼシャドーが残らず、軽く拭き取るだけの簡単なケアでOK
・練り系アイテムにもパウダーアイテムにも向く
・薄く均一に伸ばすこと、密着させることが得意
・はっきりとした濃淡を出すのは難しい
・ミドルカラー〜ハイライトカラーなどを薄く伸ばすのには向く
・ラメパールが非常に透明感あるつきになる
まぶたに乗せ終わったあとのチップにはほとんど色が残りません。ラメパールも全部そのまま肌に乗ります。チップがほぼシャドーを弾いているんですね。
また、肌に転写されるとき、薄く均一に広がるという特性があります。チップの側にシャドーを保持するひっかかりがほとんどなく、粉体や基材を弾いて滑りながら広がっているようです。
こうした特性があるため、濃淡のはっきりしたグラデーションを作るのはやや苦手なようです。作れないことはないけれど、どうしても強弱のギャップは曖昧になりがち。「目のキワを濃く、まぶたに向かって薄くぼかしあげる」といったメイクは通常のスポンジチップのほうが得意です。
画像でも、ディオールフュージョンモノは付属チップのほうが濃淡の差がはっきり出ているのが伝わるでしょうか。
このチップで特筆すべき得意ジャンルは、複雑なラメ・パールの表現を持つシャドーです。薄く伸びてひたっと肌に密着するため、「このシャドー、こんなに繊細だったの?」と思うような透明感あるつき方をします。粒が浮かずに肌に溶け込むようなつき。一見ギラつきそうなカラーを、綺麗にこなすのが得意です。
たとえば、ディオールショウモノの大ヒット色、フューチャリズム。マルチカラーパールのラベンダーグレーで、非常にクリーンで可愛い色ですが「ちょっと気を抜くとギラギラになってダメ、加減して薄く乗せるだけならいける」と感じている方は多いと思います。
色の特徴が出るほど乗せると、どうしても粉っぽくホワイトアウトするのもこの手のラメカラーによくあること。
これをシリコンチップで乗せると、ギラギラと白光りしづらくなるのです。マルチカラーのラメパールが肌に吸われたようにひたっと密着し、非常に透明感が出ます。
また裏色を持つラメパールが含まれている場合、裏色の影響がやや弱くなるようです。NARSのPool Sharkは「ベースがブルー、裏色がピンク〜バイオレット」なパールカラーですが、シリコンチップでつけたほうが素直なブルーに近づきます。
■シリコンチップに感じた特徴一覧
●向いていそうなアイテム/メイク法、良い特徴
・中〜高明度カラーを薄く均一につけるのが得意
・白っぽいぎらつきが気になる強ラメ色を品よくつける
・粉っぽく感じるシャドーのフィット感を高める
●苦手そうなアイテム/メイク法、悪い特徴
・低明度カラーもぼわっと広がりがちなので、暗色はどうしてもスモーキーなメイクになる
・濃淡のはっきりしたグラデーションを作るのは苦手(クリースを描く等)
・白っぽく強い輝き/メタリックなラメパールを強調するメイクが苦手そう
・裏色パールの影響を弱めてしまう
■総合
・安価で習熟いらず、使ってすぐわかる機能性
・ケレン味なく「普通に便利」な使い心地
・手持ちのシャドーの表現の幅が増える
・練り系アイテムにも粉系アイテムにも使える
・手入れが簡単
・メイクボックスの中で「どこいった!?」とならないロングハンドル
効果がわかりやすくて、特殊な使い方を要さず長く愛用できるメイクツールだと思います。ビギナーさんからメイク好きさんまで幅広くおすすめできる良品と感じました。
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