ゲラン / ルール ブルー 口コミ

初めて受けたフレグランスコンサルテーションで購入いたしました。ジッキーと悩んでこちらにしました。以前試香だけした際に、ルールブルーとジッキーが好印象だったのですが、結局ルールブルーを購入しました。ジッキーも良かったので、そのうちご縁があればと思っています。

ルールブルーは伸びやかなパウダリーです。昔ながらの化粧品の香りですね。なんだか落ち着く香りです。なぜ落ち着けるのかはわかりませんが、そこは「蒼い時」というネーミングをされるだけのことはあるのでしょうか。不思議な香りです。

シャリマーのパルファムも持っているのですが、どちらもオリエンタルもしくはセミオリエンタル系なので同じような香調かと思いきや、シャリマーのほうはどちらかというとスパイシーな要素もあり、ルールブルーはフローラルです。似たような要素ももちろんありますが、ルールブルーのほうがふんわりと柔らかいですね。シャリマーはやはりゴージャスな香りです。

パルファムのあの封を切る時って、とても気持ちが高ぶりますね。最初の1回だけではありますが、毎度毎度ながら買ってよかったーと思う瞬間です。

この評価欄の「効果・機能」欄の「さわやか系」「セクシー系」「スイート系」「スパイシー系」の4種類の中、この香りをうまく表現できるものは見当たりません。以前星なしで評価を入れたときはセクシー系にしましたが、もう一度じっくり考えると、この4つの中にはいい表現がないことに気づきました。あえて他の言葉で言えば、「リラックス系」とか「落ち着き系」とかですかね？もしくはソフトフローラルなオリエンタル？うーんうまく言えません。ゲランのパンフレットでは、セミオリエンタル系に分類されています。

星はやはり７つでいきたいと思います。柔らかくてフローラル。女性らしくソフトな香りです。シャリマーに比べ、同じパルファムでも拡散しないような気がするのですが、気のせいでしょうか？こちらのほうが香調が柔らかいから気にならないだけなのでしょうか？不思議な香りです。あまり香水をつけてるという感じがしません。どこまでもソフトでフローラル。

それにしても、香水をつけているという感覚がないのはどういうことなんでしょう？実は初めての経験です。3万5千円も払っておいて変な話ですけど、とてもソフトなので「今日は香水つけたぞ！」って感覚がないんです。つけた部分を嗅ぐと、もちろん匂いはするんですけど、普通に生活していて匂ってこない。これはどういうことなんだろうか？？他の香水だと、いかにもつけた！って感じだし、自分でも意識できるのですが。自分の嗅覚に溶け込んじゃうってこと？？？

自分に似合っているかはわかりませんが、もしこのままご縁があればずっと使っていきたい香りです。飽きはこなさそうですが、私に似合うかしら？と思う香り。家族に嗅がせると、映画「パフューム」みたいだと言います。確かにそうだなあ。

やはりゲランの名香は違うなあと唸らされました。この香りが1912年生まれ、もう90年以上愛されていることにも、ゲランの素晴らしさを感じます。この先もどんな名香が生まれてくるのか楽しみです。

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