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「マイケル・ジャクソン キングオブポップの素顔」というドキュメンタリー中において、マイケルが移動中の車内で自分に香水を振り掛けるシーンがあります。すでに浴びるように振り掛けているのに、更にお付きの方がその上から違う種類の香水をまるで溺れさせるようにマイケルに振り掛けます。そのお付きの方の持っていた瓶が間違いなくエタニティでした。マイケルといえばバラ・ベルサイユですが、エタニティも纏っていたんですね。何だか少し嬉しくなります。でもあんなに溺れるほど付けるなんて、と恐怖を覚え、ぞくぞくしました。
というのも昔、非常に印象的にエタニティを纏った見知らぬスーツ姿の20〜30代の男性に遭遇したことがあるからです。彼はさっぱりしたサラリーマン風のいでたちの精悍な顔付きの方で、決して軽薄な雰囲気ではなかったのですが、自分の半径3メートルに、凄まじい香りの膜を纏っていました(!)。それは衝撃的で、恐らく大方の方から「香害大反対!」の旗印の下にこれでもかというほどの非難を浴びることになるであろう、圧倒される程の凄まじい香りの大渦でした。本当に今まで出会ったことのないレベルのものです(錯覚で色さえ見えそうでした)。
それがどうした訳かその時の私は、それに完全にノックアウトされてしまったのです。我知らず私は、「て、天国の香りだ!」と不自然に高揚し、その男性がたまらなく魅力的に見え、そのままその見知らぬ男性にぴっとりくっ付いて行きたいとさえ思ったほどです(普段の私には有り得ません!)。それは今のところ唯一の、香水による強烈な強烈な誘引体験です。
とにかく私はその日のその数分の出来事によって一機に、自分はエタニティの香りが好きだということ、香りというものが不意打ちで、知らずここまで心に直截的に不可解なまでに強く作用することがあるということ(香水をぷんぷんさせた男性を魅力的だと思う日が来るなんて自分でも本当に驚きでした)、またエタニティの拡散性には留意すること(笑)を学びました。だから私はマイケルのあのシーンを見た瞬間、こんなにプッシュして、一体どんなことになるだろう!とチキン肌をゲット(笑)した訳です。
名香という称号に恥じない、非常に完成度の高い香りだと思います。薔薇を始め無数の要素の存在を感じるのですが、抜きん出て何かが香りを主張する感じではなく、全てが見事に調和し、エタニティという一つの他にない香りを完遂しています。大量の複雑なピースが見事に組み合わさり、えも言われぬ芸術的なパズルを仕上げたという印象。“エタニティの香りとしか言いようがない香り”と仰る方がよくいらっしゃるのにとても共感出来ます。他に似たようなものがない香りですね。颯爽とした、甘えのない洗練されたフローラルで、毅然とした印象。大人の使用に申し分なく耐える香りです。
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