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クチコミ
アレッポの街が破壊尽くされた映像を見て、衝撃を受けていました。
わずかな期間にあの美しかった町がこうも無残な廃墟になるなんて。
毎日、ISに殺されるんじゃないかとおびえる恐怖、
自分の子がISによって殺人兵士に仕立てられていく無念、
逃げ出してもどこにも受け入れてもらえない、行き場のない、明日が見えない日々。
想像するだけで胸が締め付けられそうです。
助けてあげたくても、遠い私たちには何もでき無いのかと悔しい思いをしていました。
しかし、幸いにもシリアにはこんな有名な商品があって、今も生産を続けている人々がいて、日本に輸入をしている人もいるのだと知りました。
私は石鹸の消費量はそんなに多くないのですが、わずかでもシリアの人々の助けになれるのではないかと、この石鹸を使うことにしました。
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先日日本人女性ジャーナリストが殺害されましたが、
あの現在紛争が起きている地域の製造です。
「アラブの春」がまさかここに来るとは。
実は石鹸は自分でも作れるので、わざわざこれを買うことはもうないと思っていたのですが、あの紛争が起きて、アレッポを目にすることが多くなり、再び買ってしまいました。
200gで500円前後。
安い石鹸ではありません。
泡立ちは良くないし、すぐにドロドロになるし、糸を引くしで、日本の固い石鹸に慣れている人には扱いづらいことこの上ない。
うっとりするような香りもない。
けど、洗い過ぎない洗浄力なので、肌荒れしにくいし、髪も洗える石鹸です。まあ、普通の石鹸でも洗えるけど。
だけど、土の中から浮き上がってきたような、このなんとももっさりした感じが自然に帰れるような雰囲気で好きなんです。
糸はグリセリン成分だそうで、皮膚保護作用がありますから、石鹸にハチミツを混ぜて洗ったような洗い上がりになります。
ボディソープとかシャンプーの化学物質の混ぜあわせのような異物感ある感じと全く違う。
但し、石鹸は油脂と強アルカリの苛性ソーダの混ぜ合わせなので、アルカリに反応する人はこれも合わないかも。
髪を洗ったらパサパサになってしまったという方は洗面器にお猪口1杯くらいのレモン水を落して、アルカリに傾いた髪を中和させるとするっとしますよ。
重曹、石鹸、クエン酸といったエコ系洗浄成分は一度酸とアルカリの仕組みが分かれば、単純で面白いし、後に洗浄成分が残留しなかったりするので扱いも楽なんですが、分かるまではちょっと面倒でした。
おでこにぼつぼつが出たりしても、これや無添加の石鹸で洗うとつるっとしたおでこに戻ります。
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お店でこの石鹸の売り場を見ても、紛争地域をにおわせるようなPOPはないですね。
内戦が長期化すれば、いずれ品薄になるかもしれません。
割とあっさり片付いたアラブ諸国に比べて内戦が長引いているのは後発だったからなのか、比較的豊かだったからなのか。
国連が引き揚げてからまた内政状態が悪くなって被害者が増えてしまっています。
これは誰の収入源になるのでしょう。
政府軍か反乱軍か、どちらの収入源になるのかわかりません。
あの辺りは原油が出ることと、イスラム教を曲解した宗派が暴力的だったりすることが災いして頻繁に紛争がおこるので、どちらが正しいとか間違っているとかわかりにくく、不幸な地域です。
アラブ圏の人々は本来とても穏やかで礼儀正しい人々なのだそうです。
イスラム教は悪の宗教だ、世界を滅ぼすと言っている人がいますが、とんでもない誤解です。
第2二次大戦時、イスラム圏死者は数千人程度でした。
仏教圏の日本人は何億もの人々を殺害し、また、キリスト教圏の人々は何十億と言う人々を残酷な方法で殺害し尽くしていたのです。
きっと、大戦に巻き込まれなかった当時のアラブ圏の人々は他の宗教は野蛮だと言っていたでしょう。
それが他の宗教は邪教だと言うようになったであろうことは、想像するに難くありません。
シリアはここ数年平和だっただけに、今は平和な日本のスーパーに陳列されたこの石鹸を見ると複雑な心境です。
紛争が解決したら復興支援になるかと思うので、積極的に購入したいと思います。
一日も早く平和なシリアで作られた石鹸が購入できる日がきますように。
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