メイソンピアソン / エクストラスモールブリッスル 口コミ

これは確かに優秀なヘアブラシかと思います。購入は今年8月。
ヘアブラシでそれまでメイン使用していたのは樹脂100パーセントのとうに廃盤となった花王ルーネットだったのですが(笑)。但し、ルーネットは樹脂ブラシとしては本当によくできていたと思いますけれど。(実際、他のブラシに乗り換える気が起こらず延々と使用し続けていた。)

【使い心地】
猪毛ブラシは初めて使用しましたけれど、髪に対しても地肌に対しても樹脂とは「親和性」が全く異なりますね。当然、本品の方が優秀だという意味です。
こんなになんの懸念もなくガシガシ梳かせるブラシは初めてです。
私は太・硬・多毛ですので、最も硬い「エクストラ」を選び、しかし本当に合うかどうかはちょっと賭けでしたが、結果正解でした。
最初3日間ほどは本当に痛くて、無謀だったか、やはり初心者は「ハンディブリッスル」から入るべきだったか・・・と後悔しかかったのですが、あっという間に慣れました。今は、少しも痛くなく、気持ちよく快適。これは本当に不思議ですね。最初は地肌も勿論、耳に当たっても「痛ったぁぁぁー！！」という感じでしたのに。
ところでカット直前の最も増えた状態の髪では、最も髪が分厚い部分では、エクストラでさえ毛先が地肌に届きにくい位です(笑)。エクストラに勝つ私の髪、どんだけ最強よ・・・と思うのですが、まあ、天然毛ブラシは、基本本来地肌に届きにくいものです。これで硬さをもっと柔らかいラインを選んでいたらきっと後悔していたと思う。
他によくある一般的な豚毛ブラシなどでしたら、私の場合髪の表面を撫でるだけで全く地肌に届かないです。

で、肝心の効果?ですが・・・私は難あり髪質という事もあって、優れているのは梳かしている時の自覚的な心地よさの方がまさっていて、本品だから著しく髪の癖が収まって纏まるですとか、艶が見違えるように違うとか、私の場合はそこまででもないですね。
不思議な自覚的効果としては、本品で地肌含む髪を思い切り梳かしても、頭皮のポカポカ感は余りなく、むしろすっきりクールなんですよ。頭が熱を帯びるのは気持ち悪いもので、むしろ常にクールダウンしたい箇所ですからこれは有難い。樹脂ブラシだと、夏などとくに不快なムレ感が後で来ますが本品はそれがない。

ブラシの構造や性質は本当によく考えられているなと感心します。
ゴムのクッションの土台のブラシって、大抵空気穴がブラシの毛が植わっているゴム土台の一部に穴が開いていますが、本品は樹脂の本体のフチ先端に穴が開いています。
水洗いは必要最小限にしなければならない本品で、私もまだしていませんが、洗う時に水が入る心配が相当減ると思います。
また、ゴム土台の柔軟性が計算されつくされている気がします。
手持ちで他にゴム土台のブラシにアナスイのブラシがあるのですが、アナスイは毛先を指で押して圧を掛けてもゴム土台は殆ど凹まず、毛のほうがグニっと曲がってしまいます。
メイソンピアソンは、指で同じように圧を掛けると毛は真っ直ぐのまま非常に柔軟にゴム土台が凹みます。かといって、ベコベコに柔らかすぎるという事ももちろんない。このあたりが使用毛のみならず一般的なブラシと遥かに大きく差をつけているところではないでしょうか。

【デザイン】
デザインもシンプルにして非常に秀逸です。
ドレッサーにポンと置くだけで物凄くサマになっています。
私は、普通に「ダークルビー」を選びました。順光では不透明な普通の黒に見えますが、明かりに透かすとかなり恰好いいブラキッシュレッドです(画像参照。ふつうにボルドーとも言う　笑)。
実は面白いのは白や水色、ピンクなのですけれどね・・・全くキャラ違いという感じで、めちゃ安っぽく見えるのですがそれがなんだかなごむのですけれど、エクストラスモールは店頭では展開色はルビーレッドしかなく選択の余地なしでした。

【手入れ】
普段の手入れ用のクリーニングブラシがポケットタイプ以外には標準添付されていてこれがまた使い勝手がいいです。
樹脂ブラシよりむしろ綺麗に保つのがラク。
しかし手入れ以外にも使用上の禁忌事項は多いので(濡れ髪に使用しない、整髪料は使わないなど)その辺は事前に十分確認してからの購入をお勧めします。

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ラインナップからの選択は値段が値段ですから、悩むと思います。私は、購入自体は(なぜか)迷わなかったけれど、どれにするかで耳から煙が出る程(笑)悩みました。
また、硬さに対する使用感も個人で著しく差があるようで様々なレビューを見ると余計に迷うかとは思いますが、使用素材も経年劣化を非常に起こしにくいようですし、私は価格の価値はある商品ではないかなと思います。

使用した商品

• 現品
• 購入品