ラルチザン パフューム / エクスプロージョン オブ エモーション アムール ノクターン オードパルファン 口コミ

グルマン系の傑作。
エクスプロージョン・オブ・エモーションシリーズは難解な香りが多い印象ですが、これはかなり素直な香りです。
トップからラストへの変化も乏しく、砂糖をたっぷり塗ったバタートーストのような香りが長く持続します。
全体的に濃厚で甘い香りにもかかわらず、不思議とクドさは感じません。
「コクがあるのに、キレがある」とか「まったりとしていて、それでいてしつこくない」といったCMやグルメ漫画的な表現が似合う香りです。
そのため、意外と季節を選ばず使えます。

この香りの肝は、ノートの説明で一際の異彩を放つガンパウダーなのでしょう。
これがカラッと揚げたような効果を演出し、甘く濃厚な香りに軽やかさをもたらしているように感じます。

今年に入ってラルチザンの香水はリニューアルしましたが、この傑作がレギュラーラインとして残ってくれたことは嬉しいです。
全体的に値上がり傾向ですが、この香水は逆に安くなっていてその点もありがたいですね。

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