セルジュ・ルタンス / フェミニテデュボワ (Feminite du bois) 口コミ

資生堂ビューティースクエアにてディスカバリー(4ml×8種)セットを購入。ボトルが細長くて折れそうです。

種類はEDPで、調香師はクリストファー・シェルドレイクです。
液色は比較的薄く、淡い青みピンク〜紫です。だからって服に溢しても安心できる訳ではないので、内容物を手首に乗せる時は神経質になります。

手首に乗せた瞬間、とても甘いです。甘いのですが、奥に鋭いウッディ系のシダーウッドを感じます。表面はハチミツか砂糖シロップで埋め尽くされたような甘みで、このシロップっぽさは他ブランドの桃で感じた事があります。この甘さで1時間半くらい続くので、出かける間際に使用すると通勤電車で一種のテロを起こす事になります。
激甘が僅かに落ち着くと、手首の間近でジンジャー、クローブといったスパイスが出てきます。更に1時間後にはシナモンも加わり、甘いながらもどこかミステリアスさを含んだ物になります。スパイスが目立っているのでシダーウッドは分からなくなりました。
2〜3時間経つと、スパイスの奥からバラが出てきました。全体像は甘めのスパイスで変化はありませんが、どことなくフローラルです。
2時間後、バラの代わりにヴァイオレットになったように感じたのと、スパイスがサンダルウッドの温かみにほぼ入れ替わります。シナモンの存在感が強く残っています。
それからどんどん香りが弱くなっていきますが、忘れた頃にお香っぽい甘く重めの香りが蘇り、長時間持続しました。

持続時間は12時間以上でした。
こちらが発売された頃は、ウッディ系は男性向けの物ばかりだったので、女性向けに甘さやフローラルさを混ぜた香りが出て大きな変化をもたらしたのだそうです。
甘さが時間帯によって激甘だったり、スパイスとの比率が筆者の手首と合わず弱くなりがちだったフローラルさだったりがあまりピンと来なかったので、現品購入は検討せず。シダーウッドをトップに持ってきたのは面白かったです。

使用した商品

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