ディオール / ミス ディオール パルファン 口コミ

ミスディオールシリーズの新製品。
ファンデーションを買いにデパートに行った際にサンプルをいただいて、一目惚れ(一嗅ぎ惚れ)。
その後公式オンラインで35mlと50mlを購入しました。
キャンペーン中でポーチがついてきましたが、ポーチはちょっと安っぽい感じでした。

ミスディオールではオードトワレが好きでリピートしています。
同シリーズのオードパルファンがあまり好みではなかったため、更に濃厚であろうと推察されるパルファンはもっと苦手なものだろうと偏見を持っていました。
パルファム(パルファン)というと、ザ・香水という昭和的感覚が自分の中に残っているのかもしれません。
なのでこちらが大々的に宣伝されていてもあまり興味を惹かれませんでした。
けれど、けれど！先入観ってやはりよくないですね。
食わず嫌い(嗅がず嫌い)でせっかくの素敵な出合いを棒に振るところでした。
パルファンはパウダリーで重厚というイメージを勝手に作ってしまっていましたが、こちらは王道なノートであるものの変なクセがなく、そういう意味ではパルファンの常識を覆す斬新でフレッシュなものでした。

ミスディオールにシャネル(ココマドとおっしゃっている方が多いですが確かに！)の基調を織り交ぜたようなノート。
私が好きなミスディオールオードトワレにココマドをプラスし、そして更に「デパートの一階の香り」を再現したかのようなものを加えた調香に感じました。
デパートの化粧品売り場や空港免税店の香りがお好きな方にはドンピシャじゃないかなと思います。
私は大好きです。
上記はトップノートに現れる香りですが、これはアルコールが飛ぶと薄れてしまいます。
賑やかで華やかでフレッシュで若々しく可愛らしい、夏の暑い日に纏っていたい(シーズン問わず合いそうではあります)このトップノートが永遠に続いてくれたらいいのにな。
トップのベリー系そしてシトラス系のフルーティーさとジャスミンぽいフローラル、更にウッディな落ち着きが織りなすハーモニーは見事。
それらの弾けるようなフレッシュノートは時間と共に姿を消し、ミドルにはわりと無難で既視感のあるフェミニンな香りが現れます。
私観では可もなく不可もなく。
そしてつけてから1時間から2時間くらいでしょうか、体温と相まってラストは穏やかで落ち着いたノートにランディング。
ラストノートにはスパイシーでウッディ、お香のような重さが残るものが多いですが、その点こちらは意外と優しいです。　
暖かな甘さの中にもトップノートに感じた若々しいフルーツの名残りもあります。
このラストノートが静かに長く香ります。
プールや海で泳いだ後に仄かに漂っていると心地よいかなというイメージの香りで、これは嫌いな人がそういないのではないかと思いました。

トップ、ミドル、ラストと香りの変化は顕著なものの、共通しているのは、パルファンでありながら決して重すぎないということ。
なお、トップノートのフレッシュさをなるべく長く楽しみたい場合、服の端の方に少しつけるようにしています。
肌に直接乗せるより香りの持続性が高まるような気がするからです。

長々と書き連ねましたが、以上は年々感覚(嗅覚)の衰えてきた還暦超えがフレグランスに関する少ない知識と貧相なボキャブラリーで綴ったレビューです。
どうか全てを鵜呑みにせずご自身でテイスティングしてみてください。
私自身は大変気に入ったので星7つにしたいと思います。

可愛いピンク色のボトルに、これまたラブリーな布のリボンが結ばれています。
私はガーリーなものにはさほど惹かれませんが、このビジュアルはプレゼントなどにもいいかもしれないですね。
写真3枚目はこちらとオードトワレと並べています。
いずれも50ml。
オードトワレのリボンはメタル製。
ボトルの色も若干違います。

使用した商品

• 現品
• 購入品