ゲラン / モン ゲラン オーデパルファン 口コミ

南半球の島国に住んでいます。

テスターでは響くものがなかったのですが、実際に続けて身にまとってみるとじわじわと良さが出てき、最終的に大好きになりました。フレグランスというのは、実際身につけるまでわからないものですね。

シャネルも好きなのですが、シャネルのフレグランスの多くは、総じて「Overpowering」という表現がぴったりで、圧倒的な力強さを感じることが多く、時に強烈で押しが強すぎると感じます。同じピンクの液体であっても、ココ・マドモアゼルなどは「シャネルでーす！がんばりまーす！！」と叫んでいるかのよう（ココマド、大好きです笑）。

その点、ゲランは一見控えめ。嫋やかで気品があります。
モンゲランは、ラベンダーで爽やかに軽やかに始まり、時間が経つと軽めのお香（白檀）の香りとなり、ふと動いた瞬間に「あれ？これは何の香り？どこからただよってくるの？」と、一瞬自分のフレグランスであることに気づけないような変化を遂げます。ここが本当に素晴らしい。白檀は扇子にも使われることがあるし、モンゲランは夏にも向いていると思います（とは言え、私の住む南太平洋の果て国の夏は、日本のように蒸し暑くなることはないのですが）。実際、現在こちらは夏真っ盛りなのですが、モンゲランの白檀もラベンダーも爽やかで、この季節に合っています。

香りは人によって出方が違うものですが、私の場合、モンゲランはほのかにしか甘くなりません。
ラベンダーをまとったほのかな甘さと白檀に包まれる瞬間は、本当に幸せな気分になります。
離婚問題を中々前に進められず、幸せを感じるのが少し難しいのですが、この香りに包まれると幸せを感じることができます。幸せ感をキープするため、モンゲランは安全で安心できる時にしか使わないようにしています。この香りに嫌な思い出が付いてしまうのは、避けたいです。

ゲランはマダムの香りというイメージが強いようですが、肌になじむように香るのでケバケバしくはならず、とても上品です。シャネルも好きなので、TOPや気分に合わせて、両方楽しく使っています。

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